溜め池のそばに設置された貼り紙 『バス乗務員』の想いに「切ない」「悲しいなぁ…」
しかし、夕方には姿が見えなくなっていたのです。
Sさんは営業所内で聞き取りをしましたが、カメたちの行方は不明のまま。「見つからない」と諦めて、ガッカリしてしまったそうです。
溜め池の深さとカメたちのサイズから「逃げた」とは考えづらいため、「もし誰かが連れて帰ったのならば、せめて大切に育ててほしい」との思いからSさんは貼り紙を作成。
小学校の時からカメを飼っていたこともあり、飼育する中で気付いたことや気を付けたほうがいいことなどを書きました。
Sさんは、改めて次のように想いをつづっています。
もし持って行った人がいるならば、どこかに捨てたりせずに大切に育ててほしいです。
数年間世話をしていたのでさびしいことはさびしいですが、自身が子供だった時を思い出すと、カメがかわいくて持って帰ろうとする気持ちは理解できます。
カメに対しては、純粋に、元気で生きていてほしいと思っています。
なお、2020年9月16日現在、カメに関する連絡は何も来ていないとのこと。
Sさんや営業所の人々の愛情を受けていたカメたちが、今もどこかで元気に生きていることを祈ります。
[文・構成/grape編集部]
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