2021年7月23日 16:46
「ふざけて心霊スポットに行かないで」 若者から急増する呆れた依頼とは
除霊・浄霊という単語がよく見られるのですが、そもそも我々伝統仏教教団の正式な僧は、(多少の宗派差、地域差は考えられますが)基本的に除霊や浄霊などという名目で何かすることはありません。
そのため、仮に寺に来ていただいても除霊・浄霊といった名称のことはしない場合がほとんどです。
我々のような宗派という組織に属し、基本を仏教においている立場の人間は、いわゆる『霊感商法』は自発的に積極的にするものではありません。もちろん求められた場合には、例えば霊とされる対象への供養(仏教でいう成仏を願う)や、縁切りの祈祷(修法)などをすることは大いにありますが、それらは除霊・浄霊といったものとは別のものです。
※写真はイメージ
日蓮宗には、世界三大荒行とも呼ばれる修行があり、六尺法師さんも大荒行を成満してきました。
そこでは、生霊、死霊、狐憑き、疫神、呪いなどへの対処や解除法を学ぶといいます。
そういった立場だからこそ、「心霊スポットなどに行き、厄介ごとになったら除霊・浄霊などというものではなく、シンプルに『もう行かない』ということを寺で誓わせる必要があると思っている」と明かしました。
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