センスのいい家族が暮らす家【vol.9 デザインを楽しむ家・吉田安成さん邸】 | HugMug
LIVING & KIDS SPACE
大きな窓が気持ちのいい、
のどかな日常を感じられるリビング
吉田さん宅の象徴とも言えるのが、床から天井まで空間いっぱいに広がる大きな窓。「隣家の借景ですが、春は梅が咲いたり、秋は柿が実ったり、自宅にいながら季節の移ろいを感じることができます。何かと忙しい日常の中で、ふと目に入るその景色や、窓から差し込むやわらかな光は心に余裕を生んでくれる。
この家に住むまでは味わえなかった感覚です」
リビングの壁一辺には、造り付けのローカウンターが。一部クッションが埋め込まれており、ベンチとしてデザインされている。アームチェアは〈THONET〉の貴重なヴィンテージ。「アームチェアの頭上にある窓辺のライトだけ、明かりが外へ漏れないように、傘が斜めにカットされています」。手前のウォールスカルプチャーは、藁作家のARKOさんの作品。
ユニークな形のオレンジラグは〈IKEA〉と〈Sabine Marcelis〉の限定コレクション。
窓辺には光の反射が美しい、ガラスのフラワーベースやオブジェを陳列。中央のオブジェは父親が息子を肩車している姿をとらえたもので、スウェーデンのデザイナー、エリック・ホグランの作品。