2018年9月20日 06:00
北海道“全域停電”で知りたい「懐中電灯では危ない」理由
だが、ここで懐中電灯の電池が切れた。急いでろうそくに火をともすが……。
「震災時は余震があるので、できるだけ火を使わないほうがいい。こういうときに役に立つのが、電池式のライトです。100円ショップでも売っているタッチライトを押入れの中などに置いている人も多いのでは?」(国崎さん・以下同)
「水が出ない」。息子にそう言われて、初めて断水に気付く。多少の飲料の準備はあるが、どれだけ持つのか、判断がつかない。
「人は1日に飲み水は約2リットルが必要です。
そのほか調理やトイレの水などの生活用水が5~6リットルほど。飲み水は減らしづらいですが、生活水は工夫次第で節約できる。歯磨きは液体歯磨きで、体を拭くのはウエットタオルにする。また、トイレも、ポリ袋と新聞紙を使えば水なしですみます。汚物は台所用漂白剤で消臭除菌したあと、密閉すれば、ゴミとして出せます」
翌朝、朝食をとる。だが、断水中なので、皿は洗えない。
「お皿にラップを敷き、そこに料理を置く。食後はラップを外して捨てれば、お皿を汚しません。
ほかにも傷を負ったときの包帯や三角巾など、ラップはさまざまな用途に使えます」
電気と水道が止まっても、知恵と準備で生き延びよう!
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