くらし情報『2女を残し単身赴任の女性医師が語る「離れていても心は近くに」』

2018年10月10日 11:00

2女を残し単身赴任の女性医師が語る「離れていても心は近くに」

金曜日は埼玉の病院で外来をして、日曜日の夜に、再び福島へ戻る生活です。高2の長女からは“母親が単身赴任なんて珍しい”とときどきイヤミを言われますが」

朗らかな笑顔が印象的なのは常磐病院に勤める医師、小内友紀子さん。東京女子医科大学卒業後に、泌尿器科に進んだ。

「外科系なのに、他科に比べて結婚して子どもがいる女性医師が多かったので、女性も働きやすいのだろうと思ったんです」(小内さん・以下同)

大学病院では、子育てをしながら外来や手術に奮闘。女性専門の排尿障害外来の立ち上げにも携わった。当初は大学病院で働き続けるつもりだったが、3年ほど前に心境の変化が――。

「大学なのに、論文を書くことも後輩を指導することもない中途半端な立場でした。排尿障害専門、がん専門と専門性が強い大学病院では、広い分野の手術は経験できません。
それで閉塞感を感じ始めていました」

そんなとき、福島県いわき市にある常磐病院にいた先輩から「うちなら好きなように働けます」と誘われた。当初は、家族が東京にいるのだからと諦めていたが、次女が中高一貫校に入学したことが大きな転機となった。

「高校受験のサポートも必要がなくなって、単身赴任も可能になったと一大決心しました。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.