2018年10月10日 11:00
2女を残し単身赴任の女性医師が語る「離れていても心は近くに」
でも、長女には猛反対されて……」
ただ、最後には「50歳を目前にして、医師として最後の挑戦をしたい」という母の思いを受け止めてくれた。
「諦めたのかもしれません(笑)。そして今は、しっかり家事のサポートをしてくれています。平日の朝は、長女がご飯を炊いて、私が作り置きしておいたおかずを2つのお弁当箱に詰めて学校へ。毎日電話で“ガールズトーク”しているので、距離は離れていても心は近くにあると感じますね」
そんな家族のバックアップに感謝しながら、改めて医師という仕事にやりがいを実感している。
「排尿障害に悩む女性患者のニーズが高い女性医師は、いわき市ではまだ少数。患者さんに心から喜ばれるという瞬間は、本当に医師冥利に尽きますね」
多くの患者に必要とされ、経験を積み重ねることで技術も磨ける。小内さんの目は輝いていた。
小内さん以外にも、医療現場の“変革”に前向きに取り組んでいる女性医師たちは大勢いる。これからますます「女性が働きやすい病院」が増えていくことに期待したい。
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