くらし情報『荻原博子さん「失業手当も…退職するなら64歳11カ月がベスト」』

2019年3月1日 16:00

荻原博子さん「失業手当も…退職するなら64歳11カ月がベスト」

また、Aさんの給料は定年前の40万円から、22万円に下がっているので、給料の減額分を補うために、定年後の給料が以前の75%以下になったら、定年後の給料の最大15%が支給される制度「高年齢雇用継続給付」が支給されます。いくらかというと、今の給料22万円の15%で約3万円。これも加えると、Aさんの収入は約35万円です。

これは、厚生年金に加入したままフルタイムで働き、在職老齢年金制度で年金が減額された際の34万円より多少多いです。しかも、働く時間が減ったので、仕事以外の時間も楽しめるでしょう。

【65歳以上の場合】

65歳以上になると、皆さんに年金の支給が始まります。このうち、老齢厚生年金と給料を合わせて46万円以下なら減額はありません。46万円を超えた方は、そこから46万円を引いた金額の2分の1が減額されます。


仕事を辞めると、雇用保険から「失業手当」が支給されますが、退職時の年齢によって手当の金額が大きく変わります。

64歳までに退職すると、失業手当が日給相当額の90~150日分が支給されます。しかし、65歳以上になると「高年齢求職者給付金」になり、日給相当額の30日分から50日分に減ってしまいます。

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