おひとりさまが入院…身元保証人は友人でもなれるって本当?
そこで高齢になり必要になってくるサポートの中から、「身元保証」について小谷さんに解説してもらった。
■入院したときの身元保証人は友達でもなれる
おひとりさま生活でピンチの1つが、病院に入院してからのこと。手続きの際、病院側から「預かり金」と「身元保証人」を求められるケースがあるからだ。
「身元保証人は親族しかなれない、と思い込んでいる人が多いのですが、それは間違いです。入院時の身元保証人には友人でもなれます。さらに、身元保証人がいないことで入院を拒否することは、厚生労働省も『医師法に抵触する』という通達を昨年4月に出しましたので、もし、拒否されることがあれば、すぐに自治体や地域包括支援センターに連絡しましょう」
また、賃貸暮らしのおひとりさまは、賃貸住宅や老人ホームに入居する際に「連帯保証人」という大きな壁が立ちはだかる。
「入居者が家賃などを支払えなくなったときに代わりに支払う義務を負うのが連帯保証人で、2人以上必要とするケースもあります。配偶者やお子さんがいないとき、60歳以上の人(要介護、要支援を受けている60歳未満の人)は、高齢者住宅財団の『高齢者家賃債務保証制度』と契約している賃貸住宅に引っ越す方法があります」