2019年4月8日 13:46
有村藍里告白にみる「整形で幸せになる人ならない人」の境界線
整形事情に詳しい東京美容外科・統括院長の麻生泰氏はこう語る。
「いい整形というのは、ドクターからの提案と患者の要望が合致した整形のことだといえるでしょう。ではそれで幸せになれるのかというと、必ずしもそうではありません。たとえばご自身の変化を受け入れることに慣れてない人が結局、元に戻してしまうというケースもあります。またまわりからの見られ方を気にしすぎる人は、きれいになっても悩んでしまいます。だから“自分がどうありたいのか”をみきわめることが大事なのです」
つまり整形自体というよりも、患者の“心の問題”が重要だということに。実際、現場でもそうしたアフターケアが重要視されるようになってきているという。
「たとえばせっかくかわいくなったのに、からかわれて傷つく患者さんがいらっしゃいます。
そういった人が病院に戻ってきたとき、以前の写真と何度も比べて『かわいくなりましたよ』と教えてあげるのです。その点でいうと韓国で整形する人も増えていますが、距離的な問題から頻繁にケアを受けることができません。意思の疎通が難しいこともしばしばです。技術が進歩しているといってもリスクがゼロではない上に、要望のニュアンスを細かく伝えないと後悔することになります。