くらし情報『川崎殺傷事件犠牲の栗林さん「将来はお医者さん」の夢抱いていた』

2019年6月6日 11:00

川崎殺傷事件犠牲の栗林さん「将来はお医者さん」の夢抱いていた

川崎殺傷事件犠牲の栗林さん「将来はお医者さん」の夢抱いていた


殺傷事件から1週間、6月5日からカリタス小学校の授業が再開された。同校の卒業生は言う。

「年間70万円ほどの授業料のほかに、寄付金などもありますので、比較的裕福な家庭の子供たちが通っています。保護者は大手商社マンや開業医なども多いですね。特に幼稚園からカリタスという子は、みんな習い事もしていました。クラシックバレエ、ピアノ、バイオリンやフルートなどです」

亡くなった栗林華子さん(11)が3歳から習っていたのはチェロ。チェリストの佐藤明さん(64)から長年指導を受けていた。佐藤さんも教え子を突然失った恩師も悲しみを抑えきれずにいた。


「華子さんはまつ毛が長くて目も大きくて、そして明るい子でした。小学校4年生のときの発表会で、『先生、チェロを弾く前にお客さんへお話をしてもいいですか』と聞かれたことがありました。何を話すのかと思っていたのですが、華子さんはステージで小噺を披露したんです」

佐藤さんは5月28日火曜日の朝、ニュースで事件を知ったという。虫の知らせもあったのだろうか。「そういえば華子さんもカリタス小学校に通っていたな」、佐藤さんはお母さんにメールを送ったのだが、3時間後、華子さんの訃報に接し愕然としたという。

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