華僑だけが実践している“お金の糸”で繭を作る方法とは
たとえば、教育にかけた金額をすべて賃借表にして、子どもに渡します」
現在、日本では1人の子どもが社会人になるまでに1,500万円程度、必要だといわれる。
「それを『これはお前に投資した金額だから、お金を稼ぐようになったら返しなさい』と、借金として、子どもに背負わせるわけです。この金額は子どもにとって生半可なお金ではありません。がむしゃらに働きます。いまでは日本でもようやく子どものマネー教育が重視されるようになってきましたが、いったい親は自分にどれだけ投資してくれているのかを、具体的に教える華僑のやり方は見習う価値があると思います」
■毎日15分“昼寝”をする
華僑には、会社でも家庭でも、昼食を食べたら、15分間、昼寝をする習慣があるのだとか。
「師匠のオフィスではみなソファや机で思い思いに寝ていました。もちろん家庭の奥さんもソファで横になります。『一日中力を入れまくっていると、タフな交渉やトラブルに対応できない。
昼寝のできない人はダメだ』と言います。お金を稼ぐためには、交渉事がつきもの。昼寝は、お金の交渉に有利に働く生活術なんです」
■“お金の糸”で繭をつくる
「華僑には『お金から糸が出ている』という考えがあります。