2025年に認知症患者は700万人に…懸念される自動車事故
’25年における認知症ドライバーの想定人数は、現在より1.3倍ほど増加した1万3,000人ほど。そのぶん事故件数も増えてしまう可能性はおおいにあります」(武藤さん)
【対策】
今年5月の警察庁の発表によると、「認知症のおそれがある」と医師に判断された75歳以上のドライバーのうち、免許証を返納していない人の割合は35%にのぼるという。もちろん免許返納も求められるが、さまざまな方法で対策ができると武内さんは語る。
「まずは、メーカーによる安全ブレーキの開発や、運転せずに移動できる“タクシー相乗り”サービスの充実化を期待したい。そして自分の運転技術を過信せず、ブレーキの踏み間違い防止装置の取り付けなどを検討しましょう」(武内さん)