宅配業者にネットショッピング…そのメールに詐欺の可能性が
’17年に比べ約2倍に増えている。
さらに、「東京2020年五輪チケット」の抽選結果が発表になったことを受け、今後、偽の公式チケット販売サイトへ誘導し、カード番号などを不正に取得するフィッシングが増加する可能性も。
昨年から急増しているのが、宅配業者を装うケースだ。
「<不在でしたので、お荷物を持ち帰りました。下記よりご確認ください>といったショートメッセージが宅配業者から届いたら、それはフィッシングです」(平塚さん)
記されているアドレスをクリックして、求められるパスワードなどを入力すると、ネットでの買い物などに悪用される可能性がある。さらに、ネットショッピングなどの利用料金を、携帯電話の通話料とまとめて支払う、“キャリア決済”でも、フィッシング被害が増えている。
「携帯会社を装って、<お客さまのアカウントに異常ログインの可能性がございます>などというショートメッセージが送られてきたら要注意。そこに記載されているアドレスをクリックすると、偽サイトに誘導され、携帯利用者に付与されているアカウントIDなどの入力を求められます」
ここでIDを入力してしまうと、勝手にネットで買い物をされて、その金額を通話料とともに請求される可能性があるという。