2019年7月24日 06:00
生産者も不安、懸念される26年ぶりの悪夢「令和の米騒動」
茨城県の米の品種はコシヒカリが8割ほどを占める。多くは8月末から9月末までが収穫時期のピークだという。
日照不足が続き、米の収穫時期が後ろにズレ込んでしまうことを、生産者たちは懸念している。
「われわれには供給責任がありますから、米騒動のようなことがあってはならない。起こしてはならないと思っています。ただ、あまりにも日照不足が続いているので不安はある。毎日生育を注視している状況です」(JA全農いばらき米穀部)
’93年の米騒動では、国産米の市場価格が急騰し、10キロを1万円以上で売る店もあった。米不足状態は、同年9月から’94年の夏ごろまで、約1年も続いた。
すでに始まっている野菜価格の高騰に、秋には米不足の不安……。さらに10月からは消費税が10%に引き上げられる予定だ。野菜高騰は、家計崩壊の前兆にすぎないのかもしれない。
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