2019年10月7日 11:00
伝説のアーティスト・バスキア展でわかる日本との意外な接点
前澤氏購入の作品。ほか、数点の作品が撮影可能です。
話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回は、秋も深まり芸術の秋を体験に「バスキア展」に行ってきました。
■「バスキア展メイド・イン・ジャパン」森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)にて11月17日まで開催
’80年代前半、ニューヨークのアートシーンを席巻したアーティスト、ジャン=ミシェル・バスキア。当時は日本の雑誌でも特集され、何度か来日し、個展も数回開催されたそう。
記者はそのころ小さかったのでバスキアの人気を知ることはできなかったのですが、’96年に公開された映画『バスキア』で、27年の人生を駆け抜けたアーティストを知りました。
勢いある力強い筆致に目を引く色使い。そして突然切断されたような早すぎる死。伝説となったバスキアは、近年再評価を受けていて、パリで’18年、NYでは今年6月に展覧会が開催されています。
本展はタイトルが「メイド・イン・ジャパン」とあるように、日本の歴史や文化に影響を受け、創作に至った経緯を、バスキア研究の世界的権威が明らかにしていきます。