2019年10月18日 11:00
家に眠る楽器で得!荻原博子すすめる「楽器寄付ふるさと納税」
楽器寄附ふるさと納税に返礼品はありませんが、感謝の手紙が届いたり、演奏会に招待されることもあるようです。
また、千葉県松戸市や兵庫県洲本市などでは、市独自で、家で眠る楽器を受け付けています。
これらはふるさと納税の仕組みを利用しないため、税控除はありませんが、地元の学校などに贈るので、顔の見える支援ができます。
楽器はたとえ使っていなくても、愛着があって捨てられない方が多いと思います。それを必要な方に届け、有効活用できれば、贈る側も受け取る側もうれしいでしょう。
ほかにも、ふるさと納税の新しい形が生まれています。家庭の余剰電力を寄付する「ふるさとエネルギーチョイスえねちょ」です。
家庭で発電され余った電気は、「固定価格買取制度(FIT)」で、当初電力会社と契約した価格のまま売電できると、国が保証しています。
しかも当初は、太陽光発電などの普及を狙って、売電価格も高めに設定されていましたが、制度利用は10年間限定でした。FIT制度は’09年から始まり、10年間を終える卒FIT家庭が今年11月から増えてきます。売電価格はこの10年間で下がり続け、卒FIT家庭が新たに電力会社と契約すると、売電価格はそれまでの4分の1以下になることも。