2019年11月8日 06:00
つぶれた指輪も壊れたバックルも!自宅の“埋蔵金”を売却せよ
近年の米中貿易摩擦などを受け、今、金の価格が20年前の約6倍にもなっているそう。でも、「金なんて持っていたかしら?」と思ったあなた。金は、自宅の意外なところに眠っている可能性が大。今こそ“埋蔵金”を大捜索する絶好機ですーー。
「金の価格は、米国の9.11のテロ事件に始まり、現在の米中貿易摩擦など、世界情勢の不安を背景に高騰してきました。今、純金1グラムの価格は約5,700円。これは’00年にくらべ、約6.5倍。今、売らずして、いつ売るのかという状況です」
こう話すのは『いま金を買わずしていつ買うのか!』の著者で、金にくわしい植田進さん(横浜総合FP事務所代表)。
金の財産といえば「延べ棒」。自分とは無関係と思う人も多いだろうが、植田さんは言う。
「とくに昭和の人は金製品に憧れ、買い求めています。日本人の家には、思いがけない金製品がたくさんあるんです。私はそれを“家の埋蔵金”と呼んでいます。金価格高騰の今、それを現金化して、小金を稼ぐ絶好の機会です」
指輪、ネックレスといった宝飾品だけでなく、金はじつに意外なものに使われている。
「もちろんブランド品の指輪などは金として売るより高く売れるモノもありますが、じつは壊れてしまったり、まさかこんなものが売れるなんてと思いがちなものにも“埋蔵金”があるんです」