くらし情報『「桜を見る会名簿問題」内閣府のシュレッダー行方不明の過去』

2019年11月21日 11:00

「桜を見る会名簿問題」内閣府のシュレッダー行方不明の過去

「桜を見る会名簿問題」内閣府のシュレッダー行方不明の過去


「かなり廃棄の分量が多いものですから、通常の事務室にあるシュレッダーではなく、もっと大型のシュレッダーを使おうとしたところ、各局の使用が重なったこともございまして、もろもろの調整した結果、あの……連休明けの5月9日になったと……」(内閣府の大塚幸寛官房長)

「シュレッダーが空いてなかったから、5月9日だと……そんな説明をですね(苦笑)……真に受けると思うんですか?」(日本共産党の宮本徹衆議院議員)

そんな漫才みたいなやり取りが行われたのは、11月20日の衆院内閣委員会のことだった。

「桜を見る会」の出席者名簿を内閣府が破棄していた問題。今年の名簿が破棄されたのが、宮本議員が「桜を見る会」の資料の提出を政府に求めた5月9日だったことが発覚し、当の宮本議員がこの問題をただしたところ、冒頭のようなやり取りになったのだ。

内閣府の説明を要約すると、“今年4月13日に行われた「桜を見る会」の名簿はもっと早く廃棄するつもりだったが、シュレッダーが空いてなかったので、連休明けの5月9日になってしまった。宮本議員の資料要求と同日になったのはたまたま”ということだ。

シュレッダーにかける必要のない電子データも5月9日に廃棄されていることなどから、どう考えても内閣府が作った“苦しい言い訳”に過ぎないことが濃厚なのだが、じつは内閣府とシュレッダーの間には、浅からぬ因縁があるのだ。

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