2019年11月25日 11:00
朝ドラ『スカーレット』出演、三林京子の「イケズな素顔」
(内田さん)
三林さんの先生ぶりは、過去の連続テレビ小説の現場でも、いかんなく発揮されていた。
「今回の戸田さんは違いますけど、連続テレビ小説の主役って、新人が多いでしょ。ま、誰とは言いませんけど、そういうなかにいてたんですよ。アホが(笑)」
三林さんによれば、その新人は撮影当初、不慣れなスタジオに入るたびに、共演者やスタッフに「よろしくお願いします!」と深々と何度も頭を下げていた。ところが放送開始1週間で態度が急変。
「放送始まると急に顔が売れて、チヤホヤされたり『サインください』とか、なるんでしょ。そうなると急に、いっぱしの女優気取りになって。人の顔もよう見んと『おはようございま〜す』なんてふざけた挨拶しだしたんですよ」
そんな、馬鹿なまねをする後輩を見れば、黙っていられないのが三林さん。
「いまの挨拶、何なの?あんたは自分が変わったと、偉なったと思うてるかもしらんけど、私と最初に会って『よろしくお願いします』と頭下げてたころのあんたと、なんも変わってへん。誰もあんたが変わったなんて思うてへんで」
縮み上がる新人女優の姿が目に浮かぶようだ。
「その点、喜美子ちゃんは、戸田さんはすごい。