2019年11月28日 11:00
「私は悪くない」主張する人にどう対応?感情的にならないのが吉
コミュニケーション能力が低いと、自分の判断だけが正しいと思いがちになり、考えを否定されたり怒られたりするのは即“攻撃された”とみなし、自分を守るために反撃に出てしまうのです。これが“私は悪くない症候群”を生み育てた背景だと考えています」
誰もがその予備軍でもあるなか、私たちはどう過ごしていくべきなのだろう。「それは結局、コミュニケーション能力を磨くこと」と宮本さん。
「饒舌さは必要ありません。否定は否定を生むだけです。日々、相手を受け入れ、理解するレッスンを積み重ねていけば、自然とトラブルも減っていきますよ」
具体的な行動(やめろ、○○しろ)を求めたり、責め立てたりする言葉は、相手をヒートアップさせてしまうことに。
「売り言葉に買い言葉の事態を避けるためにも、不本意かもしれませんが極力感情を加えず、今起こっていることを淡々と伝えるようにしましょう。相手に“自分は攻撃された”と思わせない言葉選びが大切です」
また、相手の気持ちに寄り添う関係性を築く努力を。
「寄り添うとは具体的に、相手が赤が好きと言ったら、『そうなんだ、あなたは赤が好きなのね』と返してあげること。ここで『私は赤が嫌い、黒が好き』と否定したり、本心でもないのに『私も赤が好き』と同意する必要はありません。相手も自分も傷つかない、穏やかな空気をつくりましょう」
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