くらし情報『同居母を看取ったら? ケースで見る介護にかかるお金』

2020年5月13日 15:50

同居母を看取ったら? ケースで見る介護にかかるお金

母は、Dさんのサポートを受けつつ、週3回に増やしたデイサービスを生活の張りにして、90歳のとき、自宅の布団で亡くなった。

【介護でかかった費用】

■80~86歳(要支援2)

・介護費用(月額):6,000円

■87~90歳(要介護2)

・バリアフリー費用:82万円
・介護費用(月額):8,600円

・11年の総費用:173万6,800円(1年あたり15万7,890円)※介護費用のみで食費、医療費などは含まない。

「純粋な介護費用としては、在宅介護がもっとも安くなります。貯蓄を使わずに、家族に財産が残ることもあるかもしれませんが、家族の負担は大きくなります。Dさんのお母さんは亡くなる寸前まで元気だったのと、母子仲がよかったので、最期まで負担は少なくみとることができたようです」(齋藤さん)

具体例を紹介したが、齋藤さんはこう注意を促す。

「あくまで概算なので、各ご家庭の事情に照らし合わせてください。さらにこのほかにも、予想外の医療費など“アクシデント”は起こるので、さらに余裕を持った資金計画が必要です」

また“ついのすみか”を決める際、お金ばかりでなく“人”もしっかりと見極めなくてはならないという。

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