2020年7月17日 06:00
夏の電気代の新常識 エアコンは冷房と除湿はどっちがお得?
冷蔵庫は、大は小を兼ねる。
「あるメーカーの冷蔵庫は451Lサイズだと電気代が年間1万530円なのに対し、501~600Lのサイズだと、年間電気代は7,500円前後と、むしろ大きいもののほうが3,000円程度も電気代が安くなる。これは大容量モデルのほうがよい廃熱材を使っているなど、省エネ性能が優れているためだと考えられます」
冷蔵庫の置き場所には注意。
「表面から熱を放出するため、直射日光が当たらないように。また、熱がこもらないように壁から10cm程度の隙間を空けるなど、風通しをよくすると、年間約1,220円の節約になります」
そして、冷蔵庫の開閉頻度を減らすと、庫内の温度を上げないので、節電につながる。しかし、夏場は冷たい飲み物を飲むために、何度も開閉してしまう家庭も多い。
「私は自宅の中でも水筒を持ち歩くようにしています。家族が多い場合は、大きなポットに氷とお茶を入れてリビングに置くなどしてもいいですね」
今年の夏は、記録的な猛暑がくるともいわれており、家計には厳しい夏になりそう。
創意工夫で、少しでも節電を心がけよう。
出典:経済産業省・資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2015年夏版」