2020年9月1日 12:49
職員にマスク禁じた老人ホーム、19人の死者を出し訴えられる
当該施設での死者はその半数以上を占めている。
施設で働いていた看護助手のテイラー・ミニフィールドさんは、自身の母親を入所させていた。「母はがんを患っていたため、そばにいるためには必ずマスクをしなければならなかったのに、私の上司はマスクを剥ぎ取り、ゴミ箱に捨てたんです」と振り返る。
ミニフィールドさんは、寄付されたN95マスクが看護部長のオフィスに運び込まれるのを目撃していたという。
「彼女はそれを抱え込み、オフィスから持ち出すことはありませんでした。廊下で、寄付があったマスクを使ってもいいかと聞いたのですが、『あれは緊急時のためのものだから今はダメ』と言われました。彼女にとって何が緊急事態なのか今でも謎です。だって、あの時こそ緊急時だったのですから。」
また、新型コロナウイルス感染症の症状が明らかに出ている患者がいたにも関わらず、上層部は検査を渋った。
結果、ミニフィールドさんと同僚のターシャ・ヘイデンさんは感染。しかし、上司に休まず働くよう強制され症状が悪化、ヘイデンさんは現在も肺機能が77%しか戻っていないという。
ウィリアムズさんの母親が亡くなった翌日、州の当局が施設の調査を開始。