くらし情報『アベノミクス8年目の嘘 消費は低迷、GDPも新基準でかさ上げ』

アベノミクス8年目の嘘 消費は低迷、GDPも新基準でかさ上げ

これは戦後初のことです」

2度の消費税増税もあり、消費は低迷し続けている。

国内消費が6割を占めるGDP(国内総生産)だが、こちらの数値がかさ上げされている(図解:ウソ4)可能性がある。’16年12月、内閣府はGDPの算定方法を“国際標準の基準値”へ改訂している。

「しかし、国際標準とは関係のない『その他』という項目を操作して、アベノミクス以降のGDPを大きく膨らませました」(明石さん)

過去のGDPも新基準で計算し直され上昇したが、アベノミクス以降のほうが明らかに上昇率は大きくなっているのだ。辞任会見で安倍首相は「雇用の回復」を強調していたが……。

「就業者数は増加していますが、それとともに増えるはずの就業者全体の労働時間はほぼ横ばいです。その理由は、急増している派遣や契約、パートなどの非正規雇用の労働時間が短くなっていることにあります」(前出・服部さん)

“安定した雇用”(図解:ウソ5)はまったく回復していない。最後に服部さんが語る。


「アベノミクス失敗の原因をコロナ禍に求める人がいますが、’18年10月には景気が後退局面に入っていたことが今年7月になって明らかになりました。

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