くらし情報『菅新政権発足で「金利」はどうなる?専門家が基本から解説』

2020年10月5日 11:00

菅新政権発足で「金利」はどうなる?専門家が基本から解説

菅新政権発足で「金利」はどうなる?専門家が基本から解説


史上空前の超低金利が続く日本。今年4月には大手銀行の定期預金金利が0.01%から、0.002%に引き下げられた。そんななか、安倍晋三前首相の政策継承を掲げて、菅義偉新内閣が発足。ちまたでは「アベノミクス終焉で金利が上がる」なんてウワサも流れるが、本当に金利は上がるのか、そして家計にはどんな影響が及ぶのかーー。

そこで「お金の知識は必ずその人を守ってくれる」と話す元国税局職員のライター・小林義崇さんに、家計防衛に欠かせない“金利の基本”を教えてもらった。

【Q1】大手銀行の預金金利が同じなのはなぜ?

「銀行は元々、お金をたくさん集め、そのお金に利子をつけて貸すことで利益を得ていました。だから、他行より高い預金金利をつけて、たくさんお金を集めたいと思うのが本来の姿です。ただ、集めたお金は銀行独自で保管しておらず、日本銀行(日銀)に預けています。
となると、日銀が設定する金利の影響を受けて、銀行預金の金利が決まります。日銀の金利はどの銀行にも同じなので、結果として銀行の預金金利はどこも横並びになりがちなのです」

【Q2】ネット銀行はどうして金利が高いの?

「日銀の金利は同じなのですが、ネット銀行は店舗を構えず、従業員も少ないので人件費も安い。

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