くらし情報『5分の1に激減…消えゆく街の銭湯を再生する若き番頭の挑戦』

5分の1に激減…消えゆく街の銭湯を再生する若き番頭の挑戦

十条駅周辺も、最盛期は10軒ほどの銭湯があったそうです。しかし、今ではこの十條湯だけになってしまいました」

埼玉県川口市にある「喜楽湯」で4年間働いていたという研雄さん。そのときから客として「十條湯」に通っていたという。

次第に、ご主人や奥さんと会話をする仲に。すると、70歳を超えるご夫妻もまた「体力的に営業を続けていくことが厳しい」と悩みを抱えていることがわかってきた。

「銭湯って、基本的にほとんど休まず営業していますよね。でも『十條湯』は週3日ほど休むようになっていました。すごくいい銭湯なので、このまま無くなってほしくない。
だから『お風呂掃除させてもらってもいいですか?』と申し出て、手伝うことになりました」

そして今年1月に「喜楽湯」をやめることになり、研雄さんは本格的に「十條湯」で働くことになった。

「『十條湯』は脱衣所に中2階があって、サウナ利用者専用の休憩スペースがあるんです。また喫茶スペースも併設されているなど、かなり珍しい銭湯です。ポテンシャルも高く『東京でテッペン取れるんじゃないか』と思うほどの魅力を感じました。だから『本格的にお店を手伝うので居候させてください』とお願いしました」

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