GoToで増すコロナ感染リスク“紅葉クラスター”発生の懸念も
そう考えると、札幌も北緯43度、11月の気温も約5度。
また、暖房により室内の空気も乾燥し、ウイルスの増加条件に合う環境といえます。さらに、Go Toによる感染者増加も想定されていました。今後、湿度や気温が下がることでウイルスも活性化してきますので注意が必要です」
寒さという気候条件に加え、Go Toキャンペーンの影響で、明らかに「人が集まる場所」に感染が多発しているようだ。前出・筋野院長は続ける。
「東北では宮城県だけが増えていますが、県内に繁華街があり、観光などの影響もあると思います。秋も深まることもあり、これから紅葉を目当てに旅行する人も増えるでしょう。感染拡大のリスクが明らかに高まります」
感染拡大も、紅葉前線とともに日本列島を南下していく危険性があるという。
「これから京都の観光がピークを迎えます。ホテルや飲食店などでは寒くなると暖房も入れて換気もあまりしなくなるので、それも感染リスクを高めます。感染しやすい環境で人が集まれば、状況はさらに悪化します」
なんと紅葉の最盛期を迎える11月中旬ごろには“紅葉クラスター”が発生する懸念があるというのだ。さらに、冬場に向け感染を警戒すべき場所があるという。