トランプ大統領の“睨み”が外れた政権下では、北朝鮮の挑発行為にストップがかけられない可能性もある。
【東京五輪】米国選手「不参加」の暗雲。“五輪恐慌”という最悪のケース
大統領選で、バイデン氏がもっとも有権者の心をつかんだコロナ対策。これは、かねてより開催が危ぶまれている東京五輪にも、大きく影響するという。
「バイデン氏は、全米で23万人もの死者を出しているコロナの対策を徹底的に行うでしょう。ワクチン開発にも力を入れ、収束時期が早まれば、日米の渡航も自由に行える日も近くなります。ただ仮に東京五輪までに感染が収束していなければ、経済最優先のトランプ大統領なら何も考えずに参加するでしょうが、バイデン氏なら参加を見送るでしょう」(海野さん)
日本では「規模を縮小してでも五輪を開催してほしい」という声も根強いが……。
「世界のスーパースターが集まるアメリカが見送る選択をすれば、追随する国も出るでしょうし、大会自体が成立しません。
設備投資が無駄になり、インバウンド効果でコロナの損失から復活しようと考えている人たちにとっては大打撃です」(大野さん)
五輪中止による恐慌が日本を襲う可能性もあるのだ。