2020年12月3日 06:00
AKB48に湧くテセウスの船問題 峯岸みなみ卒業で1期生ゼロ
今年1月にはTBSで同名タイトルの連続ドラマが放送され、広く知られるようにもなった。
そして今回、話題となっているのが“峯岸みなみの卒業で1期生が誰もいなくなったとき、果たしてそれはAKB48といえるのか”ということだ。
だが、アイドル業界に詳しい芸能ライターはこう語る。
「アイドルファンには2種類のタイプがいます。1つは特定のメンバーが好きなタイプ、そしてもう1つは“箱推し”というグループそのものが好きなタイプです。前者の場合、好きなアイドルが卒業していくと一緒に離れていく可能性もあるでしょう。しかし後者の場合は、メンバーが卒業していってもグループのファンであり続けます」
こうした箱推しファンの存在が、アイドルグループの活動を長きにわたって支えているのだ。
「AKB48はメンバーの加入や卒業によって、新陳代謝を繰り返していくグループです。
しかしメンバーが変わっても、曲やグループの考え方なども受け継がれていきます。つまり、AKB48とは概念。たとえ一期生がいなくなっても決して別ものではなく、いつまでもAKB48なのです」(前出・ライター)
1期生の卒業とともに、新たな船出となるAKB48。その前途に期待したい。
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