2020年12月21日 11:00
20歳で中学に…アイヌ解放に尽力の宇梶静江さん語る学生時代
こうなったらもう、東京に行くしかない。そう決心し両親を説得。頑固な父も最後は根負けした。それどころか、どこからか工面してきた2万円という大金を、餞別として汽車に乗る娘にもたせてくれた。こうして静江さんは56年3月、大都会・東京に。23歳だった。
その後結婚し、詩人として、そしてアイヌの誇りを持った古布絵作家として活動を続けていく静江さん。87歳になった今も、夢がある。
それは、アイヌらしい暮らしぶりを知る最後の世代として、次の世代の同胞たちに民族の誇りを持ってもらうこと。そのため、いまもコロナ禍のなか、精力的に全国を回っているーー。
「女性自身」2020年12月29日号 掲載
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