くらし情報『杉田かおる明かす「人生の指針になったやなせたかしさんの言葉」』

杉田かおる明かす「人生の指針になったやなせたかしさんの言葉」

最初は12歳のときーー。

「子役からデビューすると、大体“12歳の壁”というものにぶつかります。男の子だと声変わりの時期。女の子だと生理が始まるころ。当時の私も、自分がどういう立ち位置で表現をしていけばいいか戸惑っていました。そんなとき、絵本作家のやなせたかしさんと作曲家のいずみたくさんの童謡を歌わせていただく機会がありました」

それが、あの名曲『手のひらを太陽に』だった。

「やなせ先生は、子どもたちが未来に希望を持って生きていくために作った歌なのに、それを歌っている子が悩みを抱えていてはいけないと、本気で私の将来のことを心配してくれて……。『あなたは大女優になって賞を取ろうとか、お金持ちになろうとか、そういうことではなくて、幸せになることだけを考えて生きなさい』と、アドバイスしてくれました。
子どもながらにすごくいい言葉だな〜、と思いました」

そして2回目の出会いは、15歳で出演した『3年B組金八先生』(第1シリーズ)のとき。杉田さんは、妊娠・出産する中学生、浅井雪乃役を演じて、大きな話題になった。「小山内美江子さんの脚本の中で、妊娠中の雪乃が、鶴見辰吾くん演じる宮沢保と荒川の土手を歩くシーンがあって、そこで『私、絶対に幸せになる!』というセリフを言ったんです。

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