2020年12月29日 15:50
困窮者支援「年越し大人食堂」調理担当・枝元なほみさん「女性も気軽に」
調理を担当するのは枝元さん。昨年に続き2回目だが、今回は新型コロナ感染拡大防止のため、枝元さんが調理した数種類の惣菜など約200食をパック詰めし、来場者に選んでもらう形にする予定だという。
また、大晦日の15時~18時には、東池袋中央公園(東京都豊島区)で、生活・労働・医療相談なども開催。住まいを失った人には、NPOのスタッフがひとり一人ていねいにヒアリングし、必要に応じて東京都が用意したビジネスホテルを案内する予定だ。
この日の記者会見では、参加した支援団体からコロナ禍で被害を受けている人たちの状況も紹介された。共通して語られたのは、リーマンショックのときと異なり、20~30代の若者、外国人、そして女性からの相談が急増しているという点だった。
「SOSの電話をもらって駆けつけると所持金1,000円以下という方も少なくありません。いままで非正規雇用を転々として食いつないできたが、コロナでクビを切られて住まいまで失ったケースが多い。
女性も急増していて、『もう性風俗で働くしかない』と思い詰めている女性もいます」
そう話すのは、「新型コロナ災害緊急アクション」の事務局長、瀬戸大作さん。