2020年12月31日 15:50
男子大学生の半数が“AVを教科書”に考えてしまう理由
12月15日、世界中のSNSでトレンド入りした言葉がある。それはカナダのポルノ動画サイト「Pornhub」。世界中のアダルトビデオ(以下AV)が公開されており、YouTubeに次ぐ世界2位の動画共有サイトだ。
ことの発端は、12月上旬にアメリカのジャーナリストが“同意のない性交や児童虐待の動画がアップロードされている”としてNYタイムズ誌で同サイトの運営会社を批判する記事を公開したこと。その記事が反響を呼び、15日に同サイトから数百万本もの動画が削除されたのだ。
日本でも、Twitterで同サイトの名前がトレンド入りする事態に。このことからも、いかに多くの人が同サイトを利用していたかが伺い知れる。
こうして話題になるいっぽう、近年「女性への出演強要」や過酷な労働環境などAVに関する様々な問題が取りざたされている。
身近な例として話題にのぼるのが、“AVの教科書化”問題であろう。これはAV内で行われている性行為を、視聴した人が“正解”だと思い、実際にパートナーなどに同様の行為を真似してしまうといったことだ。
そこで、この問題について、12月14日に『知らないと恥をかく「性」の新常識』(光文社刊)