坂本冬美 大ファンだったサザン…桑田佳祐にしたためた手紙
「それが’18年の『紅白歌合戦』でご一緒することになって、リハーサルのときにお見かけして、思わず素の自分になっちゃったんですね。北島三郎さんや、司会の内村(光良)さんが近くにいらしたのに、桑田さんのもとに駆け寄って握手を求めていました。桑田さんも、あまりに突然のことで“お、おお……”と、驚かれた表情でした」
その後、デビュー35周年を迎えるにあたり、かねてからの夢を叶えたいと、桑田宛てに手紙をしたためた。
「ヤマモトくんとの初恋、『栞のテーマ』とともに蘇る思い出ーー。思いを込めた手紙をお送りして3カ月ほどしてから『スタジオに来ていただけますか』との連絡が!お願いをする機会をいただけるのか、それとも断られるのか、ドキドキしながらお会いすると、桑田さんはすでに詞も曲も作ってくださっていて……。夢のようで、泣きながら詞を読みました」
その曲こそ昨年の『紅白歌合戦』で披露された『ブッダのように私は死んだ』。現在、YouTubeの再生回数は177万回を超えている。
「桑田さんは“そういえば『COVERS』でも、ご一緒しましたね”と覚えていらしてくださって。
もしかしたら天国の清志郎さんが、私を桑田さんに引き合わせてくれたのかもしれませんね」