『のだめ』『半沢』作曲の服部家 4代目は21歳天才バイオリニスト
コロナで家にいることも多い昨今、主人は得意の手料理を作ることも多いです。定番は、明太子パスタ。すると、娘も影響を受けてホットケーキを焼き始めたり。音楽一家と言われますが、ふだんはそんなふうにワイワイやっています。百音には、これからプロの演奏家として、音楽と誠実に向き合っていってほしい。その誠実さこそが、服部家のおじいちゃまたちから受け継がれた宝物だと、嫁いできた私は感じています」
隆之さんは、最後に自身の将来プランをこう語った。
「祖父、親父の晩年を考えても、頭と体の元気な50代のうちに、グランドオペラをやりたい。何げない日常を描いた喜劇で、すでに青写真もあります。
あとは、ときどき娘と共演できたら、うれしいかなぁ」
「音楽は楽しい!」という信条が服部家のDNA。心を慰め、落ち込んだり、迷ったときに前へ一歩進ませてくれる音楽の力。それを信じて、父と娘は、今日もまた、日がな譜面と向き合う――。
(撮影:田山達之)
「女性自身」2021年3月2日号 掲載
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