春から補助金増額の電気自動車 実際の走り心地を識者が解説
ただし、電力を再エネにすると、わずかに電気料金が上がる可能性もあります」(安川さん・以下同))
国ばかりでなく、都道府県、市区町村からも補助金があれば、重ねて受け取れる。
たとえば東京都では、これまで30万円だった助成金が令和3年4月以降45万円に増額される見通し。環境省補助金の対象となる場合さらに15万円が増額され、総額60万円に。また、EVの普及に力を入れている自治体も多い。たとえば江東区では一律10万円を補助。車種によっては最大150万円もの補助金が受けられることになるのだ。
■「充電」
「航続距離は300〜400キロ程度でガソリン車に比べると短いため、長距離を走る場合は、途中の充電スポットを計画的に探しておくことが求められます。日常的に数百キロ単位の移動をする人には、不便かもしれません。
しかし、移動範囲が自宅近辺だったり、遠くても片道50〜60キロほどの走行なら、通常は自宅でフル充電しておけば十分です」
じつは24時間利用できる充電スポットのほうが同様のガソリンスタンドよりも多いのだそう。「EVならガソリンスタンドに行く必要がなくなります。深夜のガソリンスタンドの利用が怖い、という人も安心です」