くらし情報『75歳でピザ職人に転身!95歳のばあばが忘れない「好奇心」』

2021年5月1日 11:00

75歳でピザ職人に転身!95歳のばあばが忘れない「好奇心」

ほかに体にいいことは何もやっていないの。家にいてテレビを見ているよりも、ピザを焼いていたほうが楽しいし、私がいないとお客さんが困ってしまうから」

スズ子さんがピザ作りを始めたのは20年前。なんと75歳を過ぎてからだ。一人娘で、現在トミーナのオーナーを務めている冨山節子さん(73)夫妻が、築地市場でイタリア料理店を経営していたことがきっかけだった。

「娘が忙しく仕事をしていて、私が2人の孫の面倒をみていましたが、孫たちも大きくなって手が離れたころ、店が人手不足と聞いて。それで、私から『手伝おうか』と声をかけたんですよ。それまでピザを焼いたことはなかったけど、おやきを焼くようなものじゃない、って(笑)」

大正15年に長野県で生まれたスズ子さんは、戦後上京し21歳で10歳年上の夫と結婚。紳士服の仕立て店を経営する夫を支えながら、自宅で婦人・子ども服のオーダーメードを手がけたという。


「そのときも、『おもしろそう、私にもできるかな』と思って洋服の仕立てを始めたの。私にあるのは、“とりあえずやってみよう”という好奇心だけなんです」

その好奇心は、プライベートにも表れている。40代後半に仕事を辞め、世界旅行へと出かけた。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.