きれいになるほど家族関係が悪く…夫婦ゲンカが生まれる部屋
さらに、コロナ禍で家族の在宅時間が増え、今まで自分が思いどおりにコントロールしていた時間や空間の存在がおびやかされ、ストレスを感じる人も増えています。すると、“自分のペースを乱したアイツが悪い”となってしまう。一度怒りを覚えてしまうと、相手が片づけても“そうじゃない”とすべて否定してしまうこともよくあります。ともすると、コミュニケーションが取れにくく、LDに家族が集まらなくなり、いても息苦しい状態になり、距離も気持ちも離れていく結果に……」
だからこそ、家や部屋について考える際はまず、価値観のすり合わせを行い、夫婦や家族の足並みをそろえることが大切だとseaさんは続ける。
「“自分が思う正しい家族のあり方”にまわりを合わせさせるのではなく、お互いが妥協でき、歩み寄れる形でまとめることが結果、成功となるケースが多いんです。そのうえで、見た目だけではなく、居心地がよく愛情や絆も深めてくれる本当の意味で“きれいな部屋”が生まれます。片づけは目的ではなく、夫婦や家族がよりよく暮らすための手段。その結果がきれいな部屋であって、正義でも最優先事項でもないと心に留めてみてください」
「女性自身」2021年5月11日・18日合併号 掲載
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