【玉置妙憂の心に寄りそう人生相談】他人任せの人ばかり…紛糾する町内会の役員決め
【連載】玉置妙憂の心に寄りそう人生相談<第76回>
数々のメディアにも紹介され大反響を呼んでいる新書『死にゆく人の心に寄りそう〜医療と宗教の間のケア〜』(光文社)の著者・玉置妙憂さんが毎週、読者の悩みに寄りそい、言葉を贈ります。
【今回の相談内容】
同じ町内会に所属する年上の人たちの態度に辟易しています。私が所属する町内会は10世帯ほどの集まりで、私も含めて8割以上が高齢世帯です。こぢんまりとした会ですが、毎年春先になると、誰が役員になるかで大揉めを起こします。これまでは、それでもみんな、嫌々ながらも公平に、順番で受け持つようにしていました。ただ最近、私よりも年上の人たちが、自分の番になっても頑なに役員をやろうとしなくなったんです。もちろん、年とともに億劫になる気持ちは分かります。でも、「こういうのは若い者に任せればいい」とか、「どうしてもやれというなら町内会を抜ける」とか、受けたくないがために、言いたい放題で協力するそぶりも見せないのはどうかと思います。
こういうお年寄りを動かすことはできるのでしょうか。もしできるならどうやって接すればよいのでしょうか。(61歳・女性・会社員)
【回答】
人間関係ほど面倒なものはないですね。