朝日新聞の“五輪中止提言”に相次ぐ称賛「遅すぎる」と批判も
とお約束しました。朝日新聞が五輪に関わる事象を時々刻々、公正な視点で報じていくことに変わりありません。社説などの言論は常に是々非々の立場を貫いています。今後も引き続き紙面や朝日新聞デジタルで、多角的な視点からの議論や提言に努めます》
東京オリンピックのオフィシャルパートナーを務めている朝日新聞が、はっきりと開催中止を提言するのは今回が初。それだけに、今回の社説の意義は大きいとある全国紙記者はいう。
「朝日の社説は通常2本掲載されますが、今回の提言は2本分のスペースをまるまる使ういわゆる”一本社説”。これは社として大きなメッセージを発信する際に、使う手法です。
大手新聞社でパートナーでもある朝日が思い切った提言をした影響力は大きいでしょう。
今後、オフィシャルパートナーを務める他の新聞社が続く可能性もあるでしょう」
元東京都知事の舛添要一氏(72)は26日に自身のTwitterを更新し、《今朝の朝日新聞、社説に東京五輪中止を掲げた。主要紙で初めてだと思う。常識的な判断だ》と評した。
ほかにもSNS上では称賛の声が相次いだ。
《朝日新聞の社説が出ました。強く支持します》
《社説として朝日新聞社がハッキリ書いたことを勇気のある一歩として評価したい》
そのいっぽう、東京オリンピック開会式まで2カ月を切ったタイミングでの提言に“遅すぎる”と批判する声も少なからずあった。