くらし情報『コロナ禍の飲食店にとって“おひとり様”が希望の光になる理由』

2021年6月15日 06:00

コロナ禍の飲食店にとって“おひとり様”が希望の光になる理由

こそがこの逆境をわずかでも乗り切る希望の綱。私自身も、ピンチをチャンスに変える、とまで言うと不謹慎ですが、今こそ「おひとり様文化」の醸成がこれまでより一気に進み、それによってこの苦境は乗り越えられるはず、と奮起したのです。いや、奮起せざるを得ませんでした。

しかし残念なことに政府の飲食店に対する感染防止策は、おひとり様もそれ以外も全て一緒くたにした制限の数々でした。そのこと自体がやむを得ないことだったという理解はもちろんあります。制限に少しでも例外を設けたら、そこにつけこむ恣意的な解釈、例えばおひとり様を装って三々五々集う悪意の人々などの排除も困難になるのは明白です。

それでも私は、おひとり様の推奨こそが感染リスクを上げることなく飲食店を、また飲食文化を守る最大のポジティブな対策だと考えています。今後の政策決定にこういう視点が持ち込まれることを常に期待しています。
コロナ禍収束がいつのことになるかはわかりませんが、少なくとも収束後も飲食店におけるコミュニケーションの場としての機能は完全に回復することは無いのではと思っています。実際「職場の飲み会」に象徴されるような、コミュニケーションの維持を建前とした形式的な集まりがなくなったことを歓迎する声は世間に溢れかえっています。

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