小林亜星さん“最後のアニソン”に西城秀樹さんを選んだ理由
しかし連続ドラマに出演する余裕がほとんどないにも関わらず、熱心にリハーサルに打ち込んでいたそうです。さらに取っ組み合いをするシーンで、小林さんはヒデキさんに大ケガをさせてしまったことが。それでもヒデキさんは大らかな対応をしたそうです。ドラマを通じて小林さんは彼の人柄にいたく感銘を受けたといい、プライベートで食事に行くこともあったといいます」(前出・TBS関係者)
さらに、小林さんは音楽家としてのヒデキさんもリスペクトしていたようだ。ヒデキさんが亡くなった際、小林さんは産経新聞にこうコメントを寄せていた。
「歌い手として素晴らしい人だった事は勿論ですが、彼はミュージシャンとしても特別な凄味を持ったトップアーティストだったと思います」
■「自分のアニメソングで一番の出来。もう悔いはない」
2人が共に音楽家として、初めてタッグを組んだのがアニメ『ターンエーガンダム』(フジテレビ系)のオープニングテーマ『ターンAターン』だ。小林さんが作曲し、ヒデキさんが歌い手として参加した同曲。
リリースされたのは99年5月で、『寺内寛太郎一家』の初回放送から25年もの時を数えていた。そして小林さんはこの曲を最後に、アニメソングから引退している。