お笑いタレントの山田邦子が9日に自身のアメブロを更新。マネージャーとの会話でとてもショックだったことをつづった。この日、山田は「ショック」と切り出し「鳥山明先生がお亡くなりになった…」と3月1日に急性硬膜下血腫のため亡くなった漫画家の鳥山明さんの訃報に言及。「ご冥福をお祈りいたします」と追悼し「先生、今まで私たちにたくさん楽しい漫画をありがとうございました!私もたくさんネタにしましたしとてもとても楽しかったです」と感謝をつづった。続けて、鳥山さんについて「お亡くなりになったことがとてもショックだった」と述べつつ「うちのマネージャーが『鳥山明って誰?』と言ったのがえぐるようなショックだった」とコメント。「若いマネージャーが『漫画家ですよ、ほらドラゴンボールとか、アラレちゃんとかの』」と説明していたといい「ああ!え!そーなの!亡くなったの?!となるかと思ったら『へーー………』」と自身のマネージャーの反応を明かし「とてもショックだった」とつづった。最後に「これって、治らないよね」と述べ「私、今のままでいいのかな?」と自身の写真とともにコメントし、ブログを締めくくった。
2024年03月10日YouTubeに動画を投稿すると大バズり、M-1グランプリで審査員を務めると日本中で物議を醸す。現役バリバリのレジェンド女芸人・山田邦子。短大を卒業してすぐ『オレたちひょうきん族』に抜擢されて以降、常に笑いを楽しみ続けてきた。その一方で、芸能界で苦楽を共にした仲間たちが次々と他界。彼らの遺志を受け継ぎ、後輩たちにも笑いを伝えていく。天国の彼らを笑顔にするため――。(全2回・後編)■一世を風靡した“邦ちゃんブーム”が終了邦ちゃんにとって苦い思い出が残った番組終了直後から、追い打ちをかけるようにレギュラー番組は視聴率が取れなくなった。「ブームが終わったということでしょうね。そりゃあ、そうですよ。裏番組にも出演するような状態でしたから。あんなに出すぎていたら、飽きられて当然です」同時にバッシング報道も目立つようになり、身に覚えのない不倫報道に見舞われることもあった。「ハワイロケの手配をしてくれたりした知人男性ですね。それでハワイまで取材に来たのが、レポーターの井上公造。仲がよかったから“偉いね、ハワイまで来て”という気持ちで、直撃する彼に『バカじゃないの。お前、モテないだろう』って答えたんです」しかし、その罵倒ぶりが報じられ“山田邦子は何様だ”と強烈なバッシング。8年続いたNHKの好きなタレント調査女性好感度1位の座も、’97年には6位、’98年には14位と、急落したのだった。「世の中では“山田邦子は終わった”と言われましたが、私には自信がありました。その後、NHKの好感度調査は組織票が支配するようになり、廃止に。8年連続第1位の記録は生涯抜かれることはなくなりました。私はよいスタッフや友達に恵まれ、妙な団体にも何も所属していないし、このままいい芸をしていれば、またいつかブームが来るって思っていました。それに、忙しすぎてできていなかったことができるようになるって、前向きに捉えられたんです」車の免許を取り、家族旅行にも行った。現在は名取となり、弟子も取っている長唄を習い始めたのも、この時期だ。「忙しかったときは、恋愛もボロボロ。冬の寒い時季に失恋し、道端で泣き崩れて、偶然通りかかった行きつけの寿司店の若いコがコートをかけてくれたことも。あれは恥ずかしかった(笑)」だが恋愛する時間が確保でき、’00年にはテレビの制作会社社長の男性と結婚した。「ちょうど40歳で、2000年とキリがよかったから、なんとなく。それに私よりだいぶ年上だから、早く死ぬって思っていたんです。でも、超健康オタクで、今でも元気。失敗しましたね(笑)」こんな毒を吐いているが、’07年に乳がんが発覚したとき、夫は精神的な支えになったはずだ。「たけしさんの健康番組で乳がん特集をするので出演して、偶然、見つかったんです。最初はがんの知識がないから“死ぬんだろうな”って、出演ビデオテープや衣装など、トラック2台分整理したほど。でも、たけしさんに報告に行って『大当たり賞だな』って言ってもらうと、明るい気持ちに切り替わっていきました」幸いにしてがんは早期。たけしの番組に出演していた名医に診てもらい、入院期間も1週間ほどで仕事も休まずに済んだ。まさに番組出演が命を救ったのだ。治療が一段落すると、がんの講演会を行ったり、がんの知識と理解を深めるためにスター混声合唱団やNPO法人を設立した。「がんになって、180度とまではいかないけど、強くなれたし、その分人に優しくなれました。困っている人がいたら支えになりたいって思えるようになったのは、私も人から支えられたからでしょう」がんをわがことのように心配してくれたのは、事務所の後輩の上島竜兵さんだった。「竜ちゃんはすごく優しくて、がんに関しても、私が大丈夫だって言っているのに、『大丈夫?』って電話してきて、ご飯をごちそうしてくれるんですね。まさか竜ちゃんが先に逝ってしまうとは……」このところ、かつて番組を盛り上げてくれた仲間が立て続けに亡くなり、いかに影響を与えてくれたのかを実感するという。「渡辺徹は、俳優からバラエティ番組に進出して初めての仕事が私の番組で。最初は何もできなくてジャマだったけど、半年もしないうちに、ボケる私に無言でビンタをできるくらいに成長。俳優バカで、亡くなるぎりぎりまで舞台に穴をあけずにやり切る。そのプロ根性に影響を受けました」笑福亭笑瓶さんは、邦ちゃんのほとんどのレギュラー番組で共演していた。「ずっと一緒で、現場から自宅まで、笑瓶ちゃんの車で送ってもらうこともあったから、週刊誌に《ベンツに乗る謎のおかっぱ男性と熱愛》と報じられたり(笑)」笑瓶さんは誰にでも優しく、スタジオの隅にぽつんと一人でいる人を見つけると「どうした、大丈夫か?」と声をかけていた。「私の機嫌が悪くて楽屋でふて寝していると『もうすぐ、本番やで』って入ってきて、『今日はメークの笑ちゃんや』と私の顔にメークを始めるんです。それがおかしくて思わず笑ってしまうと、『じゃあ、立とうか』ってスタジオに連れ出してくれて。笑瓶ちゃんのような優しさは、私には欠けていたから、学ぶものが多かった。だからお葬式で“必ず天国に行くんだよ”ってお別れしたんです」たけしやタモリら先輩や、仲間に助けられて、今の邦ちゃんができあがったのだ。■芸能界で44年、いまだ変わらないもの「鶴ちゃん(片岡鶴太郎)や(寺門)ジモンは『太田プロに戻ってこい』って言ってくれるんだけどーー。戻りません!」邦ちゃんは、キッパリと迷いのない笑顔で語る。’19年、長年修業を積んだ長唄杵勝会の名取の襲名披露の際、誰も太田プロのスタッフが出席しなかったことがきっかけで、事務所から独立したと報じられた。「たしかに、あれは残念なこと。でも、太田プロでお世話になった社長が代わったこともあったから、短大時代、自分一人で活動していた原点に立ち返るタイミングだとも思ったんですね」半年ほどフリーランスとして活動し、今は縁あってスポーツアスリートのマネジメント会社に所属しているが、芸能プロとは違い、かなり自由度も高い。「YouTubeチャンネルを開設して、鬼越トマホークとコラボ動画をアップする機会にも恵まれたんです。それで鬼越の金ちゃんは『オレらは邦子組の若頭』と言ってくれて、若手芸人も紹介してくれるように。ご飯に誘って輪を広げています」かつて、たけしやタモリに憧れ、サポートされた思いがあるからだろう、邦ちゃんは次世代を“おぶって”、お笑いのバトンを引き継ごうとしている。「せっかく知り合えた後輩たちをまとめて、盛り上げていきたい。私は子供に恵まれなかったけど、育てる楽しみは後輩で十分。とくに関東の芸人は、吉本芸人と違って小屋(劇場)を持っていないから、お互いが知り合うきっかけが少ないんです。今後はYouTubeでコラボするだけじゃなくて、ライブを主催するのも面白いかも。私はね、生涯、お笑い好きなおばちゃんなんですよ」そう語ると、邦ちゃんのスマホから電話の着信音が鳴りだした。「もしもーし。え、そうなの。今から?大丈夫だけど、金貸してくれとかは言うなよ!いいよ、じゃあこれから行くよ」どうやら、電話の主に、アポなしで呼び出されたみたいだ。「噂をすれば、鬼越の金ちゃんからでした。テレビ収録中で、突然、出てくれって言われて。まったく!きっとこれから何かやらされるんですよ」その言葉とは裏腹に、後輩たちからの出演依頼を笑顔で語り、邦ちゃんは次の現場へと向かっていったーー。
2024年02月18日YouTubeに動画を投稿すると大バズり、M-1グランプリで審査員を務めると日本中で物議を醸す。現役バリバリのレジェンド女芸人・山田邦子。短大を卒業してすぐ『オレたちひょうきん族』に抜擢されて以降、常に笑いを楽しみ続けてきた。その一方で、芸能界で苦楽を共にした仲間たちが次々と他界。彼らの遺志を受け継ぎ、後輩たちにも笑いを伝えていく。天国の彼らを笑顔にするためーー。(全2回・前編)「右手に見えますのが、東京タワー。高さは333メートルで、スカイツリーはムサシ(634メートル)となりま〜す」取材現場に姿を現した邦ちゃんは、背後に大きく見える東京タワーをバックに、さっそく往年のバスガイドネタを彷彿とさせるトークを披露。テレビで見るとおり、サービス精神が旺盛だった。このところテレビで何か発言をするたびにインターネット上で話題になる邦ちゃん。’20年2月にYouTubeを開始すると、『山田邦子が選ぶ怖かった芸能人ランキング!』という動画は210万回再生される“大バズり”。注目を集める邦ちゃんだが、なかでも反響が大きいのはM-1での審査だ。「M-1の審査員は、放送の1〜2カ月くらい前から誰が選ばれるのか予想が始まり、『山田邦子だったら嫌だな』って書き込まれる。で、放送1週間前に審査員が発表されると『辞退しろ』と本格化していくんですね。最初にM-1審査員を務めた前回は、3月くらいまで誹謗中傷が続いていたんだけど、2回目の今回は少し減ったみたい。私のことをまったく知らない世代にとっては“トンチンカンなおばちゃん”って受け止められていたみたいだけど、この1年間でいろいろ調べてみたら、案外面白くて、お笑いに詳しいってわかってくれたのかもしれませんね」にっこりと笑う様子からも、多くの誹謗中傷を軽く受け流せているのが伝わる。「だって年だもん。これが二十歳そこそこならショックを受けただろうけど。本来、お笑いなんて面白いか面白くないかのどちらかなんだけど、細かく点数をつけて競い合い、視聴者も含め論評したりするのがM-1グランプリ。そういう特別な番組だから、審査員へのプレッシャーも覚悟の上です」とはいえ、今回の生放送では番組終了3秒前に、最終決戦で一票も獲得できなかったさや香に対し「最後のネタは、全然、よくなかった」とイジったことが、最下位コンビを救った一言と話題に。「今振り返ると、あそこで今田(耕司)君が私に振ったのは“邦子さんがしゃべっている途中で切れちゃえばいい”って、ちょっとイジワルな思いがあったからかも(笑)。でも今田君が振る、私がイジる、さや香が怒る、会場が笑うって、よくきれいにまとまりましたね。長年、MCをやってきて、出演者をフォローしきれず“悪かったね”って反省することも数々あったけど、みんなが楽しい思いでいられるように心がけてきました。だからこそ、ファーストラウンドですごい面白いネタを披露したのに、最終決戦で一票も入らずお葬式のような立ち位置だったさや香が目に入ったんでしょうね」あの“3秒”に込められた“邦ちゃん砲”の芸人愛は、44年に及ぶ芸能生活でゆっくり熟成されたものなのだというーー。■小学校4年生の移動教室、夜の出し物でみんなを爆笑の渦に巻き込むダジャレを邦ちゃんこと、山田邦子は’60年6月13日に東京の下町・荒川区に生まれた。建設会社のサラリーマンだった父には、下町特有の見栄っ張りなところがあって、カラーテレビを近所でいち早く導入した。「豪華ゲストが出演し、トークやコントまで楽しめる『ルーシー・ショー』という番組に影響を受けていましたね。マットレスを丸めてソファに見立て、母に頼んでカーテンで作ってもらったワンピースを着て、マネしていました」邦ちゃんが、本格的に“笑い”に目覚めたのは小学4年のとき。「日光を訪れた移動教室で、夜、出し物でショートコントを披露。妖怪に呼び止められて『なにか用かい』とやり取りするシーンに、みんなが大笑いしてくれたのが快感だったんです」自信を深めた邦ちゃん。中・高を過ごした私立女子校では、クラスメートとコンビを組んで、天地真理や郷ひろみ、都はるみのモノマネ漫才でみんなを笑わせた。「クラスの人気者で、校内では私を隠し撮りしたブロマイドが出回りました。まるでスター気取りでしたね」短大進学後は、近くの早稲田大学にある寄席演芸研究会に入会。「出たがりが多くて、テレビ局のスタッフが『ネタを3分できる人』と探しに来るんですね」数々の素人参加番組でバスガイドネタなどを披露。短大卒業を控えた二十歳のときには、テレビ局のプロデューサーの目にとまった。「それがネタ番組じゃなくて、ドラマでびっくり。『野々村病院物語』という、宇津井健さんや夏目雅子さんが出演する作品でした」ところが、ドラマ撮影開始は短大卒業後の3月。すでに父親の縁故で建設会社への就職が決まっていたので、邦ちゃんは困った。「ドラマに出たいって言うと、父は激怒して口も利いてくれなくなったんです」ここで邦ちゃんは、同ドラマに出演していた関口宏に目をつけた。実は立教大学の水泳部の指導者でもあった邦ちゃんの父は、関口の父・佐野周二さんの後輩であり、同大卒の関口とも面識が。「関口さんに父を説得してほしいとお願いしたら、私たち親子が見たこともないような薄い肉を出してくれる、高級しゃぶしゃぶ店に招待してくれたんです。それで父も『宏が言うなら』って、私の芸能活動を認めてくれたんです。後年、関口さんから、何年も前に亡くなった父の電話番号を『邦子、そろそろ登録を消してもいいかな』と聞かれたんですね。多分、私の知らないところで、父は関口さんにずっと『娘のことを頼む』って言ってくれていたんでしょうね。若い私は父の優しさまで想像が至りませんでした」芸能活動に専念し始めた邦ちゃんは、ドラマと並行してバラエティ番組にも出演し、初のレコード『邦子のかわい子ぶりっ子(バスガイド篇)』をリリース。「ドラマ撮影が終わるころ、バスガイドネタを見たフジテレビのスタッフに食事に誘われ、ステーキをおごってもらって。その席で『10月から“ひょうきん族”をやるから、出ないか』って言われて、肉を食べちゃった後だから『出ます!』って答えたんです」大手芸能プロを紹介してもらったが、“ひょうきん族”に出るなら、ビートたけしが所属していた太田プロがいいだろうと考えた。「所属の女性タレントが男性ともめたり、結婚して辞めたりしていたものだから、社長からは『女性は面倒臭い』って言われたんですよ。でも、私のことをお姫様のように扱って、ケーキをぶつけられたり、泥の中を泳ぐような仕事はNGを出してくれていたみたい」ここでも知らないうちに守られていた邦ちゃんは、“ひょうきん族”への出演を機に“唯一、天下を取った女性ピン芸人”へと急成長していくのだった。■尊敬する先輩・たけしから貰った助言「“ひょうきん族”の放送1回目から、ニュースをパロディにする『ひょうきんニュース』というコーナーをさんまちゃんと持つことができたし、『ひょうきんベストテン』のコーナーは、私が得意とするモノマネが披露できました」たけしは、同じ事務所とはいえ、邦ちゃんに頻繁にアドバイスをすることはなかったが、だからこそ、より鮮明に覚えていることがあるという。「私はピン芸人だったし、ドラマにも出演していたから、自分の出番が終わったら、邪魔をせずに目立たないようにしていたんです。するとたけしさんが珍しく『お笑いはドラマと違うから、人と被ったとしても、アハハでも、ウフフでもいいから前に出ろ』と言ってくれたんです。そのアドバイスどおりにすると、司会の仕事が次々に舞い込むようになりました」そして’89年10月、“ひょうきん族”が最終回を迎えた数日後に、『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』がスタート。ピーク時にはレギュラー番組は14本を数えた。「高熱で倒れそうになっても、マネージャーは『着替えなさい。家で寝ていてもギャラは出ない。倒れるなら現場で倒れろ。ギャラも出るし病院にも連れていってもらえる』って、今なら問題になりそうな仕事ぶり(笑)」多忙だったが、プライベートでは濃密な時間を過ごした。「自宅のすぐ近くのジャズバーは、内田裕也さんや松田優作さん、原田芳雄さんも常連。タモリさんがコルネットを吹くと、山下洋輔さんがピアノを弾きだしてセッションが始まるんですね。飲めもしなかったバーボンを覚えて、酔っぱらってね。気がついたら、私より背が低いタモリさんが、おぶって送ってくれていたんですね。あるとき、帰宅したら鍵が開いていたことがあって“部屋に誰かいるかも”と思い、ジャズバーに行って、そこにいたタモリさんに見てもらったんです。単なる私の鍵のかけ忘れだったんだけど」ハードな日々でも、そんな先輩の優しさが癒しとなり、邦ちゃんに活力を与えた。「“やまかつ”の現場に行くのもワクワク。スタート当初は千ちゃん(大江千里)が盛り上げてくれました。センスが抜群で、ちょっとしたやり取りから曲を作ってくれて、それがヒットするんです」次に番組で注目されたのは『愛は勝つ』がヒットしたKANさん。「KANちゃんはすごく品がよくて、音楽に真面目。『愛は勝つ』の替え歌が流行ったので番組でも取り上げようと思ったんだけど、自分の曲がイジられるのが嫌だったみたいでNGに」KANさんの次は、大事MANブラザーズバンドが番組からヒット曲を飛ばした。こうしてヒット曲が出るたびに、新たなアーティストが注目され、何事もなかったかのように大江やKANさんが番組から姿を消していった。「私は現場が楽しくて、次の人が出ると前の人が切られている状況に気づきませんでした」使い捨てのような番組方針に“あんまりだ。変なことになる”と危機感を抱き、共演している渡辺徹さんや森末慎二に相談した。「2人からは『オレらはずっと前から気づいていた』と言われてショックで……。楽しいことをやっているのに、悲しい思いをする人がいるなんておかしい。それですぐに番組を降板したんです」こうした決断ができたのも、仲間を思う優しさがあったからだが、いまだに反省点があるという。「あのときは正義感で後先考えずにバッサリ辞めてしまったけど、番組に関わっていたスタッフは100人近くいました。親の介護をしたり、新婚さんもいたはずだから、その人の生活にも責任を持つべきでした」【後編】山田邦子「自信があった」レギュラー14本が続々終了も前向きだったわけへ続く
2024年02月18日優れた脚本作家に贈られる「向田邦子賞」の第41回贈賞式が、昨日5月23日、帝国ホテルにて行われた。今回の受賞者は4月4日に行われた選考会で、三谷幸喜に決定。受賞作は、2022年に放送された大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。式では、三谷さんが「選考委員の方々と一緒に僕が並んでいると、誰が受賞者かわからないような雰囲気で申し訳ないというか、フレッシュな感じが一切ないこの雰囲気…。本当にすみません。本当にうれしいです。ありがとうございます。向田邦子さんは、僕にとって憧れであり目標です。毎回本を書くときは、必ず向田さんのシナリオを読み返して、どうすれば向田さんに近づくことができるのかということを考えながらいつも書いてます」と受賞の喜びを語った。さらに、選考経過の説明や、大石静選考委員より賞状の授与などが行われた。そして、「鎌倉殿の13人」で主演を務めた小栗旬がお祝いのスピーチを行った。「とにかく毎週新しい台本が上がってくるのが楽しみで、どんなお話になっていくんだろう、僕が演じる義時という役はどんな行動をとらせてもらえるんだろうと、本当に楽しみにできる約1年4ヶ月の撮影期間でした」とふり返った小栗さんは、「役者としてこんなに役者冥利に尽きる現場はないなと思いましたし、それも本当に一人でひたすら折れることなくここまで書き続けてくださった三谷さんのお仕事というのは、素晴らしいものだなと思っております。そんなすてきな『鎌倉殿の13人』を作っていただきまして、どうもありがとうございました。そして本日は受賞おめでとうございます」と締めくくった。また、出演者の新垣結衣、菅田将暉、小池栄子、生田斗真、佐藤浩市、大泉洋ら豪華ドラマキャスト陣が集結。「三谷さんの描く世界に関わることができて、本当にうれしく思います。このたびはおめでとうございます」(新垣さん)、「また、呼んでもらえるように頑張ります。本当におめでとうございます」(菅田さん)、「三谷さん、このたびは本当におめでとうございます。三谷さんのおかげで1年半、とても楽しい時間を過ごせました」(小池さん)、「三谷さんおめでとうございます。源仲章というとてもイヤミな役をいただきました。おかげさまで、日本国中で『うっとうしかったです』『イライラしました』という声をたくさんいただきました。これほど冥利に尽きることはございません」(生田さん)、「やっぱり三谷さんの物の見方、感じ方、大河でこれをやりたいと思ったということ、すごいなと思いました。本当におめでとうございます」(佐藤さん)、「三谷さんと一緒にお仕事できると思っていなかったので、今、何本も仕事させてもらえるようになって、夢のような出来事ではあります」(大泉さん)と受賞を称えた。贈賞式にはほかにも、坂口健太郎、瀬戸康史、梶原善、菊地凛子、山本耕史、中川大志、佐藤B作、草笛光子が登壇した。(cinemacafe.net)
2023年05月24日2023年2月22日、落語家でタレントの笑福亭笑瓶さんが66歳の若さで亡くなり、悼む声が上がっています。同月27日、都内で葬儀、告別式が行われ、師匠である笑福亭鶴瓶さんをはじめとする、約200人の人々が参列しました。式には、笑瓶さんと同じ太田プロダクションに所属するタレントの山田邦子さんも参列。笑瓶さんととても仲がよかったという、山田さん。「すごく悲しい」「早すぎる」と心のうちを明かし、最後の対面では「しょうちゃん、天国に行け」と声をかけたそうです。また、報道陣に「最後にかけたい言葉は」と問われた山田さんは、このように答えています。最後にかけたい言葉については「しょうちゃん…天国いけ!絶対天国…天国いけ!わたし葬式で初めて、なんか待っててねって思った。天国…わたしはいけるか分からないけど、行ったらまた仲良くしてね」と涙をこぼしながら、何度も言葉を振り絞るように話した。サンケイスポーツーより引用あまりにも早すぎる笑瓶さんの逝去に、多くのファンが衝撃を受けました。山田さんをはじめとする、深い絆があった友人たちのショックは計り知れないでしょう。山田さんが涙ながらに語った言葉に、ネットからはさまざまな声が寄せられています。・最近、いろいろなコンテンツで親しんできた芸能人たちの訃報が多くて悲しい。山田さんのように、交友関係にあった人はとてもつらいだろうな。・本当にさびしいです。山田さんのいうとおり、天国に行ってほしい。安らかに眠ってください。・幼い頃からテレビ番組で笑わせてくれていた人が亡くなるのが、こんなにつらいとは思わなかった。さびしいよ。山田さんが願う通り、笑瓶さんはきっと天国に行くでしょう。笑瓶さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2023年02月28日1月下旬の夕暮れ、東京都内のオフィス街をド派手なファッションで闊歩していたのは山田邦子(62)だ。ヒョウ柄をベースに、ヘビ柄の生地などパッチワークした個性的なコートを着込み、茶髪の髪色も相まって、その姿はまるで女豹のよう。街中でも目立ちまくっていたのだが、オーラに圧倒されたのか話しかける人はいなかった。昨年末に放送された『M-1グランプリ』では、“西の女帝”上沼恵美子(67)の後任という形で新審査員になったことで話題を集めた山田。「昭和から平成にかけて山田ほどの人気を誇った女性タレントはいませんでした。テレビをつければいつも“邦ちゃん”がそこにいて、好感度ランキングでは8年連続で1位。『唯一の天下を取った女性芸人』とも称される彼女以外に上沼の後継者は務まらなかったかもしれません」(プロダクション関係者)一時は露出がかなり減っていた時期もあったが、業界内では“今年再ブレイクしそうなタレント”の1人とも目されているという。地下鉄の改札口に消えていった山田。真似できない圧倒的存在感で“やまだかつてない”再ブレイクなるか?
2023年02月01日よるドラ「恋せぬふたり」で向田邦子賞を受賞した吉田恵里香が新たにオリジナル脚本を手掛ける特集ドラマ「生理のおじさんとその娘」が放送決定。原田泰造、「Seventeen」専属モデルの上坂樹里、「BE:FIRST」RYOKIこと三山凌輝、菊地凛子らが出演するほか、麻生久美子が語りを務める。主人公は、生理用品メーカーの情熱的な広報マン、光橋幸男。高校生の娘と中学生の息子を育てるシングルファーザーだ。半年前、「生理についてよく知ろう!」と幸男が呼びかける動画が「バズ」ったことをきっかけに、「生理のおじさん」として活動している。一躍SNSとお茶の間の人気者となった父親に、思春期の娘・花は、複雑な思いを抱いていた。生放送の情報バラエティで幸男と共演するコメンテーターの北城うららもまた、幸男の言動が気に食わない。ある日、うららの「あなたは女性のことを全然分かってない」という挑発に興奮した幸男は思わず「僕は娘の生理周期も把握している!」と発言。幸男の会社にはクレームが殺到し、学校でうわさになった花は家出してしまう。激しく落ち込む幸男。彼は炎上を乗り切り、愛娘と仲直りできるのか。生理を巡る親子のスレ違いを、2人はどう乗り越えるのかーー。このドラマは“生理のおじさん”として有名人になってしまった男とその娘の、ある炎上事件をきっかけとした親子げんかと仲直りの記録。脚本は「恋せぬふたり」の吉田氏が務め、「鎌倉殿の13人」「腐女子、うっかりゲイに告る。」「こもりびと」などの制作陣が手掛ける。原田泰造「生理のおじさん」こと光橋幸男役を演じるのは原田泰造。生理用品メーカーの広報マン。以前はエンジニアとして製品開発の仕事をしていた。生理への理解を求め必死で訴える動画がバズったことをきっかけに、「生理のおじさん」として人気者になる。語りは麻生久美子。光橋家の風変わりな日常を、一家に対する不思議な距離感で解説する謎の語り手。麻生久美子「生理のおじさん」の娘・光橋花役は上坂樹里。父親が「生理のおじさん」として人気を集めていることにムカついている。同級生からは父親のことでイジられたり同情されたり。上坂樹里花の弟・光橋嵐役は齋藤潤。光橋家を盛り上げる(?)ムードメーカーの中3男子。日常会話を全てラップにしようとするため、花にウザがられている。齋藤潤「生理のおじさん」の部下、橘正樹役は三山凌輝。幸男の頼れる部下・橘くん。野球部口調が抜けない。「生理のおじさん」として活動する幸男のことを実はものすごくリスペクトしている。SNSに強い。三山凌輝伝説の婚活アドバイザーで情報番組「オビランチ」にコメンテーターとして出演する北城うらら役は菊地凛子。「生理をオープンに語ろう」とする幸男と真っ向からぶつかる。菊地凛子そのほか、堀部圭亮、山本未來、黒田大輔、まりあ、MANON、鷲尾真知子らが共演する。【原田泰造 コメント】今回演じる幸男という役は、娘と息子を男手ひとつで育てるサラリーマン。子供を愛する親としての在り方と、生理にまつわる正しい知識を広める活動に力を入れていく間で生まれる葛藤は、たくさんの方々にも共感いただけると思います。僕はこれまで、生理についてそこまで深く考えた事がなかったのですが、今回この作品を通して、なぜもっと早く向き合ってこなかったのかいろいろと反省する事だらけでした。是非、たくさんの男性にも観てもらいたいドラマです!ご期待下さい!【上坂樹里 コメント】“生理のおじさんの娘”という役があると初めて知ったとき、どれだけ変わった家族で、どんな子なんだろうと想像もつきませんでした。ですが、台本を読んだり、監督やプロデューサーの方々と話したりする中で、光橋家の日常や言動に私自身もたくさんのことを学び、勇気をもらいました。私が演じる花は、素直になれず、頑固なところもありますが、本当は家族思いな女の子だと思います。花と同い年なので共感できるところもあり、自分と重ねながら演じたいと思っています。きっと、このドラマを見終わったとき、思うことや感じることは人それぞれだと思います。だからこそ年齢、性別、世代関係なく、色々な方に見ていただきたいです。是非、ご覧ください。【演出:橋本万葉 コメント】「生理」をテーマにドラマを作っていく過程の中で、自分の人生で起きた生理にまつわる出来事を書き出してみたことがあります。初潮を迎えた日、夕食に赤飯が出てきて恥ずかしかったこと。中学生の頃、生理用品の処理がうまくできず、母を通して父から注意されたこと。これは最近ですが、旅行中に白いズボンを汚してしまい、「この歳になって...」とがっかりしたこともありました。でも同時に、高校時代、生理用品が飛び交う教室の風景を「女子校だなぁ(笑)」としみじみ眺めたことや、歩いている時に突然生理が来たかどうかを確かめようとした友人の動作が面白くて笑い合ったことなど、楽しい思い出の中にも生理があるということに気がつきました。私たちは、生理と共に生きています。現代のひとが生涯で経験する生理の数は約450回。その450回がいつも恥ずかしくて、痛くて、憂鬱な時間になってしまうなんて、いくらなんでも辛すぎる。生理で辛いと思う時や困っている時、それを話したければ話せるし、話した相手がちゃんとそれを理解してくれる。そんな日常が、近い将来当たり前になることを願って、このドラマを作ります。楽しんでご覧いただけたらうれしいです。特集ドラマ「生理おじさんとその娘」は3月24日(金)22時~NHK総合にて放送。(text:cinemacafe.net)
2023年01月18日向田邦子賞やギャラクシー賞を受賞するなど、脚本家としても才能を発揮するバカリズムが、ちょっと不思議な“超現実の世界”を描いた新感覚ショートショートドラマ「ノンレムの窓」の第2弾が放送決定。窪田正孝、木村文乃、木村多江らが参加する。今年4月に誕生し、独創的な世界観とウィットに富んだ笑いを織り交ぜ、珠玉のストーリーを生み出したオムニバスドラマの第2弾。浅い眠りを意味する「ノンレム睡眠」。今回お届けするちょっと不思議な3つのショートストーリーは、夢なのか?それとも現実なのか?“夢と現実”、“現実と非現実”、その狭間を行き来する不思議なバカリズムワールドこそが「ノンレムの窓」。原案・脚本だけでなく、今回もバカリズム自らも“窓先案内人”としてドラマの幕間に登場。斉藤由貴が演じる“顔を一切見せない謎の女性マドカ”との不思議な掛け合いにも注目。第1話「未来から来た男」では窪田正孝が、3年前にタイムリープし“未来から来た男”として一躍、時の人となる会社員に、第2話「放送禁止用語」では木村文乃が、急増する“放送禁止用語”を極めようとする朝の報道番組を担当するアナウンサーに。第3話「パスワードが知りたい」では木村多江が、夫の隠し事を突き止めようとパソコンのパスワード解析に必死になり、夫と異常なまでの対決をする妻、その夫を鈴木浩介が演じる。さらに、「未来から来た男」では柄本時生、味方良介、そしてフリーアナウンサー・石井亮次、「放送禁止用語」では大原優乃、福山翔大、菅谷大介(日テレアナウンサー)、そして相島一之ら豪華メンバーが脇を固め、個性豊かなキャラクターを豪華キャストが演じる。原案・脚本・「窓先案内人」であるバカリズムは、今回も豪華な顔ぶれが揃ったことに「キャスティング会議が一番楽しいです(笑)」と語り、「『引き受けてくれるかなぁ』という思いで、バカなふりして聞いてみたら引き受けて下さって本当に有難い」とコメント。自身で原案・脚本を担当した窪田さん主演「未来から来た男」について「以前からご一緒させていただきたいと思っていたので今回やっとご一緒させていただくことが出来て嬉しいです。脚本を書いている途中の段階で『窪田さんが引き受けてくれたらいいな』という思いで書いていたので、断られなくてよかったです!(笑)」と明かす。「未来から来た男」主演:窪田正孝×脚本・バカリズムごく普通のサラリーマンの菅沼浩二(窪田正孝)はある日目覚めると、3年前にタイムリープしていることに気がつく。未来を知っている菅沼は会社で人気者になり、ついにはテレビ局のディレクターの耳に入って番組に出演することに。「未来から来た男」として一躍時の人となるのだが――。Q:「ノンレムの窓」への出演が決定してーバカリズムさん作品にはいつか出演したいと思っていたので、今回念願が叶って嬉しかったです。Q:「未来から来た男」の主人公を演じてー“未来から来た男”のような主人公は、通常ヒーローのように扱われたりしますが、あえてそうではなく、日常に落とし込んで、普通でかっこよくないキャラクターに好感がもてました。「未来がわかる」となれば人は色んな欲が出ると思いますが、菅沼は人並みで人道を外さずそこそこで満足する。大袈裟じゃない人間らしさで、演じる上で落とし込みやすかったです。Q:視聴者の方へメッセージ何気ない日常の笑いや喜びをどう感じるかは人それぞれですが、今作は皆さんの心を少し明るく照らしきっと笑わせてくれると思います。見て下さる方がホッコリ幸せな気持ちになってくれたら嬉しいです。「放送禁止用語」主演:木村文乃×脚本・伊達さん(大人のカフェ)宮川志帆(木村文乃)は報道番組を担当するアナウンサー。放送禁止用語が急増する世界で「正しい言葉遣い」を極めようとしている。毎月配られる「放送禁止用語大全」を完璧に頭に入れ、「適切な放送」をすることに心血を注ぐ日々。しかし放送禁止用語はどんどん増える一方で――。Q:「ノンレムの窓」への出演が決定してー以前にもバカリズムさんとご一緒させていただいたことがあり、世界観がとても好きで、他の作品も拝見していたので、またお仕事をご一緒させていただけることが嬉しいです。演じる人をも見透かしているのではないかと思うくらい、人が隠している部分をさらけ出されてしまうような素敵な本なので、今回は私自身も割り切って、普段は隠している部分も出していこうと思いました。Q:「放送禁止用語」の主人公を演じてー今回演じるアナウンサーの役は、ある意味、普通の日本人なのかもしれません。言われたことはきちっとやり通し、みんなで協力して一つのことを成し遂げるという思いが強い人だと思います。台本を読んでいて途中までは「そうだよね、そうだよね」と思いながら読むのですが、最後のどんでん返しが「確かに、そうか!」とハッとさせられるようなラストになっていて、そこにとてもやりがいを感じました。シーン数が少ないからこそ、ワンシーンワンシーンの撮影がとても楽しみで、信頼できるみなさんが周りにいて下さったので、普段やらない挑戦をやってみようと思える撮影でした。Q:視聴者の方へメッセージ私自身もとても楽しく撮影させていただきました。楽しく、そしてシュールでちょっと背中がヒヤッとするような不思議な世界に皆さんをご案内できるように精一杯頑張りましたので、是非、楽しみにしてください。「パスワードが知りたい」主演:木村多江×脚本・安部裕之野村由紀子(木村多江)は夫の泰紀にPCやスマホのパスワードを尋ねるが、はぐらかされてしまう。そこで、由紀子は夫が外出している間にPCのパスワードをあの手この手で解析し、夫の隠し事を突き止めることに。一方、その妻の解析を阻止しようとする夫。パスワードをめぐる夫婦の異常なまでの攻防の行方は――。Q:「ノンレムの窓」への出演が決定してー「バカリズムさんの世界に私が入れるんだ」と、そんな面白いことはないなと思い、ワクワクしてとても嬉しかったです。Q:「パスワードが知りたい」の主人公を演じてー撮影はとても楽しかったです。バカリズムさんの作品に出てくるキャラクターは実際にいそうでいない、人間の滑稽さや心の中に潜んでいる小さな部分が誇張して描かれていて、実在はしないかもしれないですが、ものすごく共感できるキャラクターが多いと思います。今回演じさせていただき、「あるある」と共感する部分と「そこまでいくか!?」という部分があり、相手を翻弄したくなるような、役を越えて自分の中の何かが沸々とわき出てくるような感覚がありました。人の秘密を知りたいという欲はどんな人間にもあり、愛のかたちと欲がリンクしていくことがあると思います。今回の役は、愛しているが故に夫の秘密を暴きたくなる妻ということで、それがエスカレートしていきますが、「大好きな人のことを知りたい=秘密を知りたい」というところからだと思うので、演じてみて、もしかしたら私もその一歩を踏んでしまうかも!?と思わせる感覚はありました。Q:視聴者の方へメッセージバカリズムさんならではの、レム睡眠からノンレム睡眠になるような……日常の中でもちょっと変化していく現実とそうではない世界の中間ような、不思議な世界を楽しんでいただきたいと思います。私は、とても楽しくお芝居させていただくことができたので、皆さんにもこの楽しさが伝われば嬉しいです。「ノンレムの窓2022・秋」は10月9日(日)22時30分~日本テレビ系全国ネットにて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年09月22日画面から“匂い”を感じさせる俳優だ。ときに暮らす街の匂いや家のごはんの匂い…その匂いのあまりの生々しさが心を掴む。それが安藤玉恵という人。――9月9日開幕の舞台『阿修羅のごとく』は、昭和の名脚本家・向田邦子さん作の四姉妹の物語。舞台のほか、ドラマや映画もいくつも作られている名作ですね。木野花さんの演出を受けたかったのでラッキーだなと(笑)。ご本人ではないけれど、木野さんが演じていた月影先生(’96年・’03年の舞台『花の紅天狗』、’21年の舞台『月影花之丞大逆転』で演じた演出家の役)が大好きだったんです。かっこよくて。あと、木野さんから演出を受けていた人から聞いていた話が楽しそうだったので…。――ドラマ『あまちゃん』で俳優としての共演はありましたけれど、現場で木野さんの演出家としてのエッセンスを感じたことは?フフフフ(笑)…ありました。『あまちゃん』で、笑えるシーンを“普通”にやっていたら隣にいた木野さんが「もっと面白くやらなきゃ!」って(笑)。ドキッとしましたけれど、ありがたかったですね。言い方も威圧的ではなく穏やかで。ナチュラルに作品をみんなで面白くしようという想いで現場のリーダーになってくださっていたので、監督やみんなから信頼が厚いのだと思いました。――楽しみにされていることは?木野さんもですし、作品もキャストも全部がすごいから、楽しみすぎてよくわからないぐらいです。ほとんどの方が初めましてなので、みなさんが稽古初日にどこまで台本を覚えてくるか気になるし。もし私が全部覚えて稽古場に入ったら、気合入りすぎだろって逆に恥ずかしかったりするのかなとか、余計なことをいろいろ考えちゃっています。――普段、舞台稽古には、どんな感じで臨まれるんですか?台本は読み込んでいきますけど、役をこう演じようとか、このセリフはこう言おうということはあまり考えずに稽古に臨むようにしています。相手とのお芝居の中でできてくるものというか。――安藤さんは、この作品のどこに魅力を感じていますか?四姉妹の喧嘩です。言葉の応酬が激しいんですけど、女同士って本当にこういう喧嘩をするのかって。私には女きょうだいがいないのですが、姉妹でもこんなこと言われたら傷ついてショボンってしそうな気がするんですけど、彼女たちはそうでもなくて淡々と日常を生きていて。でも、この喧嘩を本気でやったら面白いんだろうから、本気でやりたいなっていう…そこですね。なんか野性のぶつかり合いみたいな感じ、というか。向田さんの書かれたセリフはナチュラルだけれど、ベースに野性的なものを感じるんです。姉妹を演じる3人の方たちがセリフを言ったとき、言葉じゃない戦いみたいなものも見えてきたら面白い。しかも舞台は、目の前の人の空気感まで全部伝わるから、より感じやすいんじゃないかと思います。――先ほど、事前にあまり役を作らないとおっしゃっていましたが、役と自分とを重ねたりは?あまりしないです。読んでいて「わかる」「この感情、知っている」ってことはありますし、結果的に重なってくることは多いような気がしますけど。いつも相手の俳優さんを頼りにしちゃってます。雰囲気とか言い方とか、その方から出ている“何か”があって、それをきちんと受け止めてお芝居するようにしています。――安藤さんって、舞台でも映像作品でも、どんな役を演じられていても場に違和感なく溶け込む印象があって。作家や監督の世界観に染まるみたいなことを考えて臨まれているんでしょうか。あんまり考えてないんです。本当に感覚的というか。その場所に立って感じてはいますね。ロケのときもだし、セットでもここにコップがあるとか、こたつがあるとか…。撮影のドライとかテストの後に時間があるときは、楽屋に戻らず本番までセットの中にいることが多いんです。「戻らないの?」って聞かれるんですが、なぜかそこにいたくて。もしかしたら、そういう意味で必要な時間なのかもしれないですね。ただ、あえてそうしているわけじゃなく、なんとなくいるだけなんですけど。――ならば、共演していて魅力的に感じる俳優さんとは?こっちが何をやっても大丈夫って思わせてくださる方の存在は、本当にありがたいです。直感的に信頼できるというか。安藤さんが出演する舞台『阿修羅のごとく』は、9月9日(金)~10月2日(日)、東京・シアタートラムにて上演。9月14日(水)18時開演の回で生配信あり。大人計画 TEL:03・3327・4312(平日11:00~19:00)10月8日(土)~10日(月)には兵庫公演も。あんどう・たまえ1976年生まれ、東京都出身。早稲田大学在学中に演劇活動をスタート。2013年の連続テレビ小説『あまちゃん』の栗原しおり役をはじめ、映像作品にも数々出演。近作にドラマ『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』『拾われた男 Lost Man Found』など。近年は、自主公演「とんかつと語りの夕べ」も開催。衣装協力・salon de GAUCHO TEL:03・6380・9979※『anan』2022年9月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Kei(salon de GAUCHO)ヘア&メイク・大和田一美(APREA)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年09月10日昭和を代表する脚本家・向田邦子の傑作『阿修羅のごとく』を舞台化。1979年放送の大ヒットドラマ全7本を凝縮、向田のセリフはほぼそのままに、シーンと登場人物を大幅にカットして描く、ある四人姉妹の物語。70歳の父親に愛人がいるらしいと、三女・滝子の連絡で集まった四人姉妹は、母親に知られず浮気を解消してもらう作戦を練るが、実はそれぞれ、自身の生活にも悩みがあり…。脚色は劇作家・演出家の倉持裕、演出は俳優としても活躍する木野花。出演は、長女・綱子が小泉今日子、次女・巻子に小林聡美、三女・滝子に安藤玉恵、四女・咲子は夏帆。夫など男性役は岩井秀人と山崎一がそれぞれ二役を演じ分ける。「10代の頃から向田作品が大好きだった」という小泉が会見、作品の魅力や意気込みを語った。「阿修羅のごとく」 チケット情報ドラマは小泉が12、3歳の頃に見ていた。「今も鮮明にすべてを覚えているぐらい、衝撃的なドラマでした。それを今回、自分が演じられる。生きててよかったと思います」と喜ぶ。多彩な出版物からその世界観に触れてきた小泉にとって向田は「ずっと憧れている人」。他界した81年の翌年、小泉がデビューし偶然にも向田と組んでいた演出の久世光彦とすぐに出会う。「運命のいたずらがなかったら出会えていたかもしれないと思って、勝手に悔しい気持ちになったりするんです」と思いを語る。今回、小泉が演じる長女の綱子は、ドラマでは加藤治子が演じていた。「その時の加藤さんと今の私がほぼ同い年、ご縁を感じます」。実生活では三姉妹の末っ子の小泉。「長女の気持ちはあまり考えたことがなかったですが、自分の人生は自分で責任をとる、みたいなちょっとサバッとしたところが綱子との共通点かなと思ってやっています」。人気の長編ドラマを、たった6人でどう観せるのか。「脚色の倉持さんが、すごく上手に工夫して書いてくださっているので、楽しみにしていてください。今回の私たち4人だったらどんな姉妹になるかという作り方をしているので、とてもおもしろく観ていただけると思います」。さらに今回、演出の木野のアイデアで舞台はセンターステージ形式での上演。観客席はそのままに舞台上の三方にも客席を特設、演技スペースを取り囲む仕様だ。四人姉妹の生々しい演技バトルが臨場感をもって立ち上がるだろう。「この『阿修羅のごとく』で兵庫に行けることが決まって、私はとても嬉しかったです。すごく楽しい、おもしろいことになっているので、たくさんの人に来ていただいて感想を聞きたいです。向田さんと久世さんも、きっと一緒に観に来てくれるような気がします」。公演は9月9日(金)から10月2日(日)まで、東京・シアタートラム、10月8日(土)から10日(月・祝)まで、兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて。取材・文:高橋晴代
2022年09月07日奥田英朗の小説『向田理髪店』が高橋克実主演で映画化。映画『向田理髪店』として、2022年10月7日(金)より福岡・熊本で先行公開された後、10月14日(金)より全国公開される。奥田英朗の小説『向田理髪店』映画化『向田理髪店』は、『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』『オリンピックの身代金』『純平、考え直せ』などを送り出し、直木賞など数々の文学賞を受賞するベストセラー作家・奥田英朗による小説。寂れた元炭鉱町「筑沢町」にある理髪店の親子の葛藤を軸に、過疎化や少子高齢化、介護、結婚難など、地方の抱える深刻な問題に直面しつつ懸命に生きる人々の姿を描く。家族の絆や、人とのつながりの大切さをあらためて観る人に思い起こさせてくれる、心温まる物語だ。映画『向田理髪店』は、福岡県大牟田市で撮影を敢行。地元の人々の協力も得ながら、“変わりゆく故郷の姿”を絶妙な世界観で表現している。高橋克実が映画初主演、理髪店店主に主人公・向田康彦を演じるのは、『向田理髪店』が映画初主演作となる高橋克実。加えて、白洲迅や板尾創路、近藤芳正、富田靖子、筧美和子、根岸季衣ら豪華俳優陣が登場。撮影地・福岡を中心に活躍するHKT48から、矢吹奈子、運上弘菜も出演する。・主人公・向田康彦…高橋克実「筑沢町」で理髪店を営む店主。息子・和昌は東京で働いていたが突然帰郷する。・向田和昌…白洲迅康彦の息子。東京で働いていたものの突然、帰郷し「会社を辞めたから店を継ぐ」と宣言する。・向田恭子…富田靖子和昌の母。息子が理髪店の後継ぎになることを素直に喜ぶ。・康彦の同級生…板尾創路、近藤芳正・三橋早苗…筧美和子筑沢町に最近、開店したスナック「さなえ」のママ。・大黒明美…根岸季衣筑沢町にある老舗のスナック「昭和下町」のママ。・本宮泰風…宮本風秦筑沢町で撮影する映画の主演男優。・大原零…矢吹奈子(HKT48)国民的アイドルとして筑沢町で撮影する映画のヒロイン。・香蘭…運上弘菜(HKT48)中国から筑沢町へ嫁いでくる女性。・佐々木良平…田中俊介東京出身の中央官庁から筑沢町へ出向してきた官僚。・大黒修平…永田崇人筑沢町出身で東京の大学を卒業。会社経営者。・劇中映画に登場するホテル受付…林田麻里・筑沢町に訪れるTVレポーター…まこパーティー監督・脚本は森岡利行監督、そして脚本を担当するのは、森岡利行。NHK「ツレがうつになりまして。」の脚本を担当し、映画『子猫の涙』で東京国際映画祭「日本映画・ある視点部門」特別賞を受賞した他、深津絵里主演の映画『女の子ものがたり』や、本作と同様、奥田英朗原作の野村周平主演映画『純平、考え直せ』など、様々な作品を手がけてきた森岡利行が、地方にまつわる問題や視点を、ユーモラスでちょっぴり切なく、ほっこりするタッチで描いている。【詳細】映画『向田理髪店』公開日:2022年10月14日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開※2022年10月7日(金)~福岡・熊本先行公開出演:高橋克実、白洲迅、板尾創路、近藤芳正、芦川誠、田中俊介、坪内守、鈴木大輝、永田崇人、重松隆志、運上弘菜、カイラショウきん、佐藤順一、中尾新吾、前田みどり、林田麻里、まこパーティー、矢吹奈子、本宮泰風、筧美和子、根岸季衣、富田靖子監督:森岡利行脚本:森岡利行原作:奥田英朗『向田理髪店』
2022年05月28日モチロンプロデュースの舞台『阿修羅のごとく』の上演が決定した。東京公演を皮切りに、兵庫公演も上演される。『だいこんの花』(1970年)、『時間ですよ』(1971年)、『寺内貫太郎一家』(1974年)など、数々の話題作ドラマを生み出した、昭和を代表する脚本家である向田邦子。食べもの、旅行、ファッション、猫など、あらゆる物事に興味を持つ、好奇心旺盛なその生き方は、現代の多くのクリエイターに影響を与えている。その向田の代表作『阿修羅のごとく』は、1979年のドラマオンエアの当時、和田勉の斬新な演出と、加藤治子、八千草薫、いしだあゆみ、風吹ジュンの共演で視聴者に鮮烈な印象を残し、その後も繰り返される再放送のたびにファンを増やしてきた。今まで、映画にリメイク(2003年森田芳光監督)され、商業演劇として舞台化(2004年、2013年)されてきたが、本作では、向田の書いたセリフをほぼそのままに、シーンと登場人物を大幅にカットし、“四姉妹(を演じる女優)のバトル”に焦点を当てる。演出を担当するのは、『クラウドナイン』『海越えの花たち』などを演出、女優としても活躍し、映画『愛しのアイリーン』でキネマ旬報助演女優賞を受賞。話題作に欠かせない演劇界の二刀流・木野花。女性の内面を丁寧に大胆に表現する演出は、本作品に打ってつけである。脚色を担当するのは、2004年に『ワンマン・ショー』で第48回岸田國士戯曲賞を受賞。近年では『鎌塚氏、放り投げる』をはじめとする“鎌塚氏シリーズ”、『お勢、断行』の演出や『LIFE~人生を捧げるコント~』(NHKBSプレミアム)、映画『十二人の死にたい子どもたち』『アイ・アムまきもと』の脚本など多数手がける劇作家・演出家の倉持裕。名作のリライトを手掛けたら、右に出るものはいない実力の持ち主だ。奔放に生きようとする長女・綱子を演じるのは、近年では株式会社明後日の代表を務め、舞台『青空は後悔の証し』のプロデューサーを務めるなど、女優・歌手だけでなく幅広く創作活動を続けている小泉今日子。向田邦子原案ドラマへの出演等、向田作品とも縁の深い小泉は、昨年開催された向田邦子没後40年特別イベント『いま、風が吹いている』でもナレーションを担当。今回、40数年前に描かれた生々しいセリフを、あらためてどう演じるのか期待が高まる。平和に、堅実に生きようとする次女・巻子を演じるのは、『かもめ食堂』『めがね』など、多くの映画や『すいか』『ペンションメッツア』など、ドラマにも出演。「聡乃学習」などの著作も多数執筆し、主演映画『ツユクサ』が公開中の小林聡美。作品であらゆるキャラクターを演じ分けてきた小林だけに、過去に様々な女優が演じてきたタイプとはまた違う、新たな“巻子”を見せてくれることだろう。女らしさを秘めつつも不器用に生きる三女・滝子を演じるのは、映画『夢売るふたり』で27回高崎映画祭最優秀助演女優賞を受賞。『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』(NHK総合)で阿佐ヶ谷姉妹の美穂さんを演じた記憶も新しい安藤玉恵。映画監督、舞台演出家など、多くのクリエイターに絶大な信頼を得る安藤は、その巧みな演技で“滝子”の複雑さを鮮やかに表現してくれるはずだ。自由にそして必死に生きる四女・咲子を演じるのは、主演映画『天然コケッコー』で31回日本アカデミー賞新人俳優賞ほか、多数の映画賞を受賞し、『海街diary』では39回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。今夏『さかなのこ』の公開も控える実力派女優の夏帆。自身で写真集を企画するなどクリエイティブセンスにたける夏帆が、咲子の儚さと大胆さをどう演じるか楽しみでならない。三女に父親の身辺調査を依頼される探偵、恋人・勝又と四女の恋人・陣内を演じるのは、2012年NHKBSドラマ『生むと生まれるそれからのこと』で第30回向田邦子賞、2013年舞台『ある女』で第57回岸田國士戯曲賞受賞、現在は『いきなり本読み!』の企画・プロデュースも担当するなど、作家、演出家、俳優と多彩な才能を発揮する岩井秀人。長女の不倫相手・貞治と次女の夫・鷹男を演じるのは、数々の舞台、映画、ドラマなどに出演、『シャンハイムーン』『父と暮らせば』にて第26回読売演劇大賞で優秀男優賞、『十二人の怒れる男』『23階の笑み』にて28回に同賞最優秀男優賞を受賞し、今年『みんな我が子-All My Sons-』『シン・ウルトラマン』の出演も控える山崎一。岩井と山崎の男性キャストが、それぞれ2役を演じ分けるのも見もの。名実ともに豪華なキャストが集結する本作に期待が高まる。とある日、三女・滝子(安藤)の、話したいことがあるという連絡により、四姉妹が集まることに。数日前、70才を迎える父親が愛人らしき人物といるところを目撃した滝子は、興信所に父の身辺調査を依頼したのだ。四人は、母親に知られることなく父に浮気を解消してもらうための作戦を練る。そんな姉妹だが、実は自身の生活にもそれぞれ悩みを抱えていた。長女・綱子(小泉)は仕事先の妻子ある男性と不倫関係、次女・巻子(小林)は夫の浮気の予感にもやもやした日々を過ごし、三女・滝子はその堅い潔癖さで男との出会いもなく、四女・咲子(夏帆)はボクサーの彼との不安定な生活に疲弊していた。ままならない現実をあたふたと、それぞれの業を抱えて正直に生きようとする四姉妹の闘いの日々は続く、阿修羅のごとく……という物語。このたび公開されたビジュアルは、写真の周りに大宮エリーによる、四人の女優それぞれをイメージして描いた華やかな色彩の花の絵画とのコラボレーションとなっており、四姉妹のプリミティブな美しさと力強さを際立たせている。劇場は、四方向に客席を設置。ステージを囲む形で観るセンターステージ形式となる。女優たちの生々しい戦いに立ち会うような臨場感ある空間を作り上げる。<コメント>●木野花(演出)ドラマ「阿修羅のごとく」はリアルタイムで観ていました。お茶の間という枠を超えて、日常を揺さぶられた感じで衝撃でした。“阿修羅”は誰の中にも潜んでいると意識したのもその時です。ドラマの中で役者達が、一歩も引かずに火花を散らしている。その気にさせる何かがこの作品にはある。それを覗いてみたい。怖いもの知らずで今回乗ってみようと覚悟しました。そして心強いことに、この挑戦に打って付けの怖いもの知らずの顔ぶれが揃いました。一筋縄ではいかない魅力を秘めつつ癒される、最強の四人姉妹。こんな姉妹が観たかった!遠慮なく体当たりでぶつかっていこうと思っています。何が飛び出すかしかと見届けて頂きたい。●小泉今日子大好きな向田邦子作品を舞台で演じることができるなんて!生きててよかったです。信頼している俳優たち、尊敬している演出家とともに作り上げることができるなんて!生きててよかったです。私は3人姉妹の末っ子として育ちましたが、今回は長女役。長女の立場から3人の妹たちを眺めたとき、どんな思いが心に生まれるのか。敏感に心を研ぎ澄まして稽古に臨みたいと思っています。●小林聡美もはや伝説といっていい向田邦子の「阿修羅のごとく」を、木野花さんの演出で、小泉さん、安藤さん、夏帆さんという素晴らしい俳優のかたがたと作り上げる時間を想像するだけで、気絶しそうです。40年以上前に書かれ、これまでも何度となく映画や演劇となった作品ですが、今、この世界観をどうやって表現していくことになるのか、楽しみです。●安藤玉恵「木野さんの演出で、向田作品の舞台で、阿修羅のごとく、四姉妹のお話で…」最後まで話を聞かずに「やりたいです‼︎」と言った記憶があります。その日から興奮しちゃって、向田さんのエッセーをめくる指にも気持ちが入ってしまっています。今まで黙っているのがツラかった(笑)。 真夏の稽古、熱くなりそうです。●夏帆数年ぶりの舞台で今からとてもそわそわしています。この作品のお話をいただいたときに、これは絶対にやりたい...!と胸が高鳴って、また舞台の世界に飛び込んでみようと、覚悟を決めました。稽古に向けて、きりりとリズムカルな向田さんの言葉たちとどう向き合っていこうかと想像する日々はとても楽しいです。初舞台のときにとてもお世話になった木野花さんの演出のもと、頼もしい先輩方の背中を追いながら、精一杯がんばります。●岩井秀人ど偉い俳優さんたちと一緒に出ることになったなあと、感慨に耽っております。思えば引きこもり時代に見ていたのが「やっぱり猫が好き」でして、小林聡美さんの演技だか遊んでるんだか分からない自由すぎる挙動に目を回しておりました。やがて「俳優になってみたい」と引きこもりから脱出して30年ほど経ち、こんな場に呼ばれるとは。共演者の皆さま、軒並み「どうやってるんだか分からない」人たちばかりで、俳優フェチとしては稽古見学だけで済ませたい心持ちですが、めちゃくちゃ楽しもうと思っております。●山崎一出演が決定してとても嬉しかったですね。だって、このメンバーで向田邦子さんの「阿修羅のごとく」をやるんですよ!笑しかも演出が木野花さんですからね。今からワクワクしてます。台本を読んで感じたのは出てくるキャラクター全員が愛おしいく感じたこと。 観に来てくださるお客様もきっとそう感じてくれると思います。そうなるように、頑張ります!<公演概要>モチロンプロデュース 『阿修羅のごとく』【作】向田邦子【脚色】倉持裕【演出】木野花【出演】小泉今日子小林聡美安藤玉恵夏帆岩井秀人山崎一【東京公演】2022年9月9日(金)~10月2日(日)会場:シアタートラム(東京都世田谷区太子堂4丁目1-1)※兵庫公演予定あり【公式HP】 【問い合わせ】大人計画 03-3327-4312(平日 11:00~19:00)【主催】(有)モチロン、(有)大人計画【企画】大人計画
2022年05月13日向田邦子の最高傑作「阿修羅のごとく」が、この秋舞台化されることが決定。物語の中心となる四人姉妹役は、小泉今日子、小林聡美、安藤玉恵、夏帆が務める。とある日、三女・滝子の話したいことがあるという連絡により、四姉妹が集まることに。数日前、70才を迎える父親が愛人らしき人物といるところを目撃した滝子は、興信所に父の身辺調査を依頼したのだ。四人は、母親に知られることなく父に浮気を解消してもらうための作戦を練る。そんな姉妹だが、実は自身の生活にもそれぞれ悩みを抱えていた。長女・綱子は仕事先の妻子ある男性と不倫関係、次女・巻子は夫の浮気の予感にもやもやした日々を過ごし、三女・滝子はその堅い潔癖さで男との出会いもなく、四女・咲子はボクサーの彼との不安定な生活に疲弊していた。ままならない現実をあたふたと、それぞれの業を抱えて正直に生きようとする四姉妹の闘いの日々は続く、阿修羅のごとく…。1979年のドラマ放送当時、和田勉の斬新な演出と加藤治子、八千草薫、いしだあゆみ、風吹ジュンの共演で視聴者に鮮烈な印象を残し、再放送の度にファンを増やしていった名作「阿修羅のごとく」。2003年には映画リメイク、2004年、2013年には商業演劇として舞台化。今回の舞台は、向田さんのセリフをほぼそのままに、シーンと登場人物を大幅にカットし、“四姉妹のバトル”に焦点を当てた物語となっている。奔放に生きようとする長女・綱子役には、向田作品との縁が深い小泉今日子。平和に、堅実に生きようとする次女・巻子役を、主演映画『ツユクサ』が公開中の小林聡美。女らしさを秘めつつも不器用に生きる三女・滝子役を「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」の好演も記憶に新しい安藤玉恵。自由にそして必死に生きる四女・咲子役は、『海街diary』の夏帆が務める。ほかにも、三女に父親の身辺調査を依頼される探偵、恋人・勝又と四女の恋人・陣内を岩井秀人。長女の不倫相手・貞治と次女の夫・鷹男を山崎一と、それぞれ2役を演じ分ける。なお、演出は女優・木野花。脚色は『十二人の死にたい子どもたち』『アイ・アム まきもと』の脚本を手掛ける劇作家で演出家の倉持裕。劇場は、四方向に客席を設置し、ステージを囲む形で観るセンターステージ形式となっており、姉妹たちの生々しい戦いに立ち会うような臨場感ある空間作りを目指す。また合わせて公開されたビジュアルは、写真の周りに大宮エリーによる、女優たちそれぞれをイメージして描いた華やかな色彩の花の絵画とコラボ。姉妹のプリミティブな美しさと力強さを際立たせている。<キャスト・スタッフコメント>●木野花(演出)ドラマ「阿修羅のごとく」はリアルタイムで観ていました。お茶の間という枠を超えて、日常を揺さぶられた感じで衝撃でした。“阿修羅”は誰の中にも潜んでいると意識したのもその時です。ドラマの中で役者達が、一歩も引かずに火花を散らしている。その気にさせる何かがこの作品にはある。それを覗いてみたい。怖いもの知らずで今回乗ってみようと覚悟しました。そして心強いことに、この挑戦に打って付けの怖いもの知らずの顔ぶれが揃いました。一筋縄ではいかない魅力を秘めつつ癒される、最強の四人姉妹。こんな姉妹が観たかった! 遠慮なく体当たりでぶつかっていこうと思っています。何が飛び出すかしかと見届けて頂きたい。●小泉今日子大好きな向田邦子作品を舞台で演じることができるなんて!生きててよかったです。信頼している俳優たち、尊敬している演出家とともに作り上げることができるなんて!生きててよかったです。私は3人姉妹の末っ子として育ちましたが、今回は長女役。長女の立場から3人の妹たちを眺めたとき、どんな思いが心に生まれるのか。敏感に心を研ぎ澄まして稽古に臨みたいと思っています。●小林聡美もはや伝説といっていい向田邦子の「阿修羅のごとく」を、木野花さんの演出で、小泉さん、安藤さん、夏帆さんという素晴らしい俳優のかたがたと作り上げる時間を想像するだけで、気絶しそうです。40年以上前に書かれ、これまでも何度となく映画や演劇となった作品ですが、今、この世界観をどうやって表現していくことになるのか、楽しみです。●安藤玉恵「木野さんの演出で、向田作品の舞台で、阿修羅のごとく、四姉妹のお話で…」最後まで話を聞かずに「やりたいです!!」と言った記憶があります。その日から興奮しちゃって、向田さんのエッセーをめくる指にも気持ちが入ってしまっています。今まで黙っているのがツラかった(笑)。真夏の稽古、熱くなりそうです。●夏帆数年ぶりの舞台で今からとてもそわそわしています。この作品のお話をいただいたときに、これは絶対にやりたい...!と胸が高鳴って、また舞台の世界に飛び込んでみようと、覚悟を決めました。稽古に向けて、きりりとリズムカルな向田さんの言葉たちとどう向き合っていこうかと想像する日々はとても楽しいです。初舞台のときにとてもお世話になった木野花さんの演出のもと、頼もしい先輩方の背中を追いながら、精一杯がんばります。●岩井秀人ど偉い俳優さんたちと一緒に出ることになったなあと、感慨に耽っております。思えば引きこもり時代に見ていたのが「やっぱり猫が好き」でして、小林聡美さんの演技だか遊んでるんだか分からない自由すぎる挙動に目を回しておりました。やがて「俳優になってみたい」と引きこもりから脱出して30年ほど経ち、こんな場に呼ばれるとは。共演者の皆さま、軒並み「どうやってるんだか分からない」人たちばかりで、俳優フェチとしては稽古見学だけで済ませたい心持ちですが、めちゃくちゃ楽しもうと思っております。●山崎一出演が決定してとても嬉しかったですね。だって、このメンバーで向田邦子さんの「阿修羅のごとく」をやるんですよ!笑 しかも演出が木野花さんですからね。今からワクワクしてます。台本を読んで感じたのは出てくるキャラクター全員が愛おしいく感じたこと。観に来てくださるお客様もきっとそう感じてくれると思います。そうなるように、頑張ります!モチロンプロデュース「阿修羅のごとく」は9月9日(金)~10月2日(日)シアタートラムにて上演。※兵庫公演予定あり(cinemacafe.net)
2022年05月10日結婚式を舞台に繰り広げられる群像コメディ映画『ウェディング・ハイ』より、現場レポートとメイキング写真が解禁された。本作は、向田邦子賞やギャラクシー賞を受賞するなど脚本家としても才能を発揮する笑いの鬼才・バカリズムが手掛けた完全オリジナルストーリー。『勝手にふるえてろ』などの大九明子が監督を務め、主演の篠原涼子をはじめ、中村倫也、関水渚、岩田剛典、向井理、高橋克実など豪華キャストが、抱腹絶倒の波を巻き起こす。2021年3月に行われた披露宴シーンの撮影は、新郎新婦をはじめ同僚、友人、親戚など、エキストラを含め総勢60名以上のキャストが集結する大規模なものになった。大九監督が撮影で最も大切にしたのは、“結婚礼賛映画”ではないという点。「結婚しようが別れようがいろいろな人生があって、それでも輝いて前向きに生きている。その中でたった1日の“結婚式”という舞台で、様々な人が集まり全力で祝うお祭りを描けたら」と本作に込めた想いを明かしている。撮影では天井ギリギリまで上がるクレーンを含め、カメラを3台用意。まずは全体を通してのテストから始まり、会場が暗くなると、クレーンカメラが中央の和太鼓をとらえ、ステージ上とフロア全体は別のカメラが狙う。余興を演じるキャストはもちろんのこと、参列者たちも巻き込んだ圧巻の演出に会場の熱気は最高潮に。観る人たちを圧倒する約4分間の長回しとなったシーンに監督の「OK」が出ると、キャストからもスタッフからも大きな拍手が沸き起こり、モニター前では監督が「カッコイイー!」と誰よりも盛り上がっていた。数々のトラブルやクセ者に振り回されながらも、プランナーとして見事に受け止めた篠原さんは「この作品は、心が温まって、楽しくって、笑いがあって、涙があって、よくありがちな言葉かもしれませんが、本当にそういう風に思います。そして、キャストの皆様の素晴らしい演技で、本当に笑ってしまうくらいに面白いシーンがたくさんあるので、是非期待して頂きたいなと思います」とコメント。観る人全てが笑顔になる“お祭り騒ぎ”に期待が高まる。『ウェディング・ハイ』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウェディング・ハイ 2022年3⽉12⽇より全国にて公開(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
2022年01月28日向田邦子賞やギャラクシー賞を受賞するなど、脚本家としてもその才能を発揮するお笑い芸人のバカリズムが脚本を担当した抱腹絶倒の群像コメディ映画『ウェディング・ハイ』より、第2弾キャストが解禁された。3年ぶりの映画主演となる篠原涼子が、新郎新婦のために知恵と工夫で難題を解決していく“絶対にNOと言わない敏腕ウェディングプランナー”を演じる本作。今回解禁となったのは、式に集う総勢12名の“クセ者”たち。新郎の後輩で、現在はバラエティ番組のディレクターとして働く相馬慎司(そうま・しんじ)役に中尾明慶。新婦の上司、井上司朗(いのうえ・しろう)役に皆川猿時。新婦の父・新田大造(にった・だいぞう)役に六角精児。新郎の父・石川紀夫(いしかわ・のりお)役に尾美としのり。新婦の元カレ・裕也の友人、真壁宗介(まかべ・そうすけ)役に浅利陽介。同じく裕也の友人、倉田大輔(くらた・だいすけ)役に前野朋哉。そして新郎の叔父・石川充(いしかわ・みつる)役に池田鉄洋。新婦の高校の恩師・樋口良子(ひぐち・よしこ)役に片桐はいり。篠原さん演じるプランナーの中越と共に働く披露宴スタッフ・加藤友梨(かとう・ゆり)役に臼田あさ美。新郎とは初対面ながらも、ひょんなことから披露宴に招待されるバーのマスター、村木武史(むらき・たけし)役に宮尾俊太郎。新郎の高校の同級生・滝本直樹(たきもと・なおき)役に泉澤祐希。新婦の高校の同級生・山下沙和(やました・さわ)役に佐藤晴美が決定しており、スクリーンを華やかに彩る。また第2弾キャスト解禁に合わせて、キャラクター紹介動画も解禁。先日解禁された第1弾キャストに加え、“クセ者”揃いの第2弾キャストたちが大暴れ。新郎新婦の上司がスピーチ対決を始めたかと思えば、何故か両家の父が“武士”と“マジシャン”になるなど、個性強すぎキャラたちの暴走する姿がおさめられている。『ウェディング・ハイ』は2022年3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウェディング・ハイ 2022年3⽉12⽇より全国にて公開(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
2021年10月28日芸人・タレント、脚本家として活躍する鬼才バカリズムが脚本を担当する映画『ウェディング・ハイ』が2022年3月12日(土)に公開されることが決定した。向田邦子賞やギャラクシー賞を受賞するなど、脚本家としてもその才能を発揮するバカリズムと、『勝手にふるえてろ』や『私をくいとめて』の⼤九明⼦がタッグを組む本作。新郎新婦にとって人生最大のイベントである結婚式を舞台に繰り広げられる、抱腹絶倒の群像コメディとなっている。主演はシリアスな役からコミカルなキャラクターまで、幅広い役柄を演じる篠原涼子。3年ぶりの映画主演作となる本作では、新郎新婦のために知恵と工夫で難題を解決していく“絶対にNOと言わない敏腕ウェディングプランナー”中越真帆(なかごし・まほ)を演じる。穏やかだが、若干流されやすい性格の新郎・石川彰人(いしかわ・あきひと)には中村倫也。結婚式を⼼待ちにする天真爛漫な新婦・新田遥(にった・はるか)役には、関⽔渚。花嫁を奪いに式に乱⼊しようとする元カレ・⼋代裕也(やしろ・ゆうや)役は、パフォーマー、俳優として幅広いフィールドで活躍する岩田剛典(EXILE / 三代⽬ J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)。突然、披露宴会場に姿を現す謎の男・澤⽥紀昭(さわだ・のりあき)を演じるのは向井理。主賓挨拶に人生を懸ける新郎の上司・財津俊彦(ざいつ・としひこ)役を高橋克実が演じる新郎新婦にとって人生最大のイベントである結婚式。しかし、結婚式に命を懸けていたのは2人だけではなく、新郎新婦の同僚や友人、そして親族が、なぜか並々ならぬ情熱を胸に披露宴に集結する。主賓挨拶に人生を懸ける新郎の上司・財津(高橋克実)を筆頭に、彼らの熱すぎる想いが暴走し、式はとんでもない方向へ。担当ウェディング・プランナーの中越(篠原涼子)は新郎・彰人(中村倫也)と新婦・遥(関水渚)のSOSを受け、披露宴スタッフと共に数々の問題を解決しようと奔走する。しかし、新婦の元カレ・裕也(岩田剛典)や、謎の男・澤田(向井理)も現れて……。“絶対にNOと言わない敏腕プランナー”は、全ての難題をクリアし、2人に最高の結婚式を贈ることができるのか。撮影は2021年3〜4⽉にかけて⾏われたとのこと。この度、映画化情報とともに公開されたビジュアルは、難題に頭を抱えるウェディングプランナーを中⼼に、幸せな微笑みを浮かべる新郎新婦、花嫁を迎えに来たとばかりに⼿を差し伸べる者、意味深な笑みを浮かべる者が並ぶ、個性的な各キャラクターを表現したものとなっている。また特報映像も到着。新郎新婦にとって⼈⽣最⾼の⽇のはずが、「緊急事態です!」というプランナー中越の台詞で⼀転、前代未聞の⼤騒動が勃発する様⼦がコミカルに描かれ、個性豊かなキャラが織りなす群像コメディに、期待が膨らむ映像となった。随所に散りばめられたユーモアに腹を抱えて笑い、先の読めない展開にハラハラドキドキ、最後には最⾼にハッピーな気持ちになる、愛と笑いと感動のウェディング・パーティーをぜひ劇場で見届けてほしい。映画『ウェディング・ハイ』特報映像<キャスト・監督コメント>■篠原涼⼦バカリズムさんの脚本は、テンポが良くて⾯⽩く、スラスラ読めてしまいました。私が演じさせて頂いた中越は、プランナーとして新郎新婦や、式に参列する皆さんを⽀えるという⽴ち位置だったので、あまり出過ぎないよう、キャラクターを守ってやらせて頂きました。周りの皆さんが本当に個性的で⾯⽩い演技をされていて、撮影中でも笑いそうになってしまうくらいに楽しいシーンがたくさんあるので、ぜひ期待して頂きたいなと思います。■中村倫也まず何よりバカリズムさんの脚本が⾯⽩くて。⾃分の役については「新郎あるある」が多分に含まれているのかなあと、そんな感覚を⼤切に少しずつ⼿繰り寄せました。結婚は墓場だ、なんて悲劇的な⾔葉もありますが、この作品は間違いなく喜劇です。きっと新郎新婦のことも、また⼆⼈の式に関わった全ての⼈の未来も、「幸あれ!」と願っていただけると思います。是⾮ご期待ください。■関⽔渚私は⼤九監督の「勝⼿にふるえてろ」の⼤ファンであり、バカリズムさん脚本の作品に出演することが⼀つの夢でした。こんなラッキーなことがあるのかとびっくりしましたし、とても嬉しかったです。登場⼈物全員が⽣きることを楽しんでいる、とてもハッピーな映画です。バカリズムさんの脚本が本当に⾯⽩くて、これは絶対素敵な映画になるなと思いました!両親に⼤切に育てられた箱⼊り娘です。周りの⼈に愛を持って接することのできる素敵な⼥性です。先輩⽅やスタッフさんが皆様とても優しくて和やかな現場でした。特に同級⽣役の皆んなとは撮影中に本物の同級⽣くらい仲良くなり、とても居⼼地が良かったです。撮影の時に感じた、とびきり楽しい気持ちが全部映像に映し出されているハッピーな映画に仕上がっています!どんな年齢の⽅でも、どんな気分の⽅でも楽しんでいただけると思います。ぜひ楽しみにしていてください!■岩⽥剛典企画書やバカリズムさんの脚本を読んで、⾯⽩い作品になりそうだと思いましたし、役どころもちょっとぶっ⾶んでいて是⾮チャレンジしたいと感じました。共演者の⽅々とも久しぶりにまたご⼀緒出来るのも嬉しかったです。脚本がバカリズムさんならではのコメディ要素が満載で、ニヤニヤしながら脚本を読ませて頂きました。結婚式を舞台に、それぞれのキャラクターの視点で、それぞれの⽴場での結婚式あるある的な描写や、⾏動の裏側の⼼理やプロセスについて掘り下げているところが、とても⼈間らしくて好きです。僕の役は新婦の元カレという役どころでした。元カノにまだ未練があって、元カノの結婚式当⽇に周りの親友に乗せられて勢いのままに会場に花嫁を奪いに⾏くというとんでもない設定です。⾊んな意味で我慢しているキャラクターでした。最後はスッキリできて本当によかったです。撮影は、ベースから⼤九監督の笑い声が絶えない、とても明るく楽しい現場でした。今のご時世にぴったりな、明るいコメディ作品になっているかと思います。僕は初号で⼀⾜先に拝⾒させて戴きましたが、マスクの下で何回か吹き出しました。⽇常を忘れて、少しでも皆様の笑顔になれるひと時になればと思います。■向井理あまり演じたことのないパターンの役柄だったので、新鮮で楽しみでした。バカリズムさんの繊細な台本は、幾つもの伏線が張り巡らされ、読後感としてはなるほど!と唸るような気持ちでした。ドタバタな展開の中にもしっかりとドラマやキャラクター描写が散りばめられ、読みやすく且つ濃い内容になっていると思いました。役柄上あまり多くの共演者と絡むことはなかったのですが、監督はじめスタッフの皆さんもとにかく⾯⽩いものを作ろうという気概を感じました。こんな時代だからこそ、思い切り笑ってもらえる映画になったと思います。沢⼭のキャラクターそれぞれが粒⽴ち、愛着のある群像劇です。是⾮、劇場でご覧ください。■⾼橋克実冒頭からラストまで本当に、抱腹絶倒です。なんといってもバカリズム君が脚本を書いているから、⾮常に⾯⽩いです。私の役は新郎の上司・財津という、あることがきっかけで主賓挨拶で笑いを取る、ということに没⼊していく役柄です。基本真⾯⽬なキャラクターなので、スピーチの時もとにかく冷静に話そうとするのだけど、傍から⾒ていると⾯⽩い・・・となるように気を付けました。現場で他の⽅の撮影も⾒ていましたが、どのシーンもとても⾯⽩かったので、ぜひご覧いただきたいと思います。■⼤九明⼦監督只今ご紹介にあずかりました⼤九明⼦です。結婚ってなんぞや。ある⽇突然⼿元にこの映画企画が降ってきて真剣に考えました。結婚するもしないも⼈それぞれ好きなようにすればいいけれど、たった1⽇だけのために存在する、結婚式場という夢の国のエネルギーに魅せられ、脚本、俳優、スタッフ、全ての輝かしい才能に酔わされながら撮りました。皆様にかわいがっていただけると嬉しいです、乾杯!映画『ウェディング・ハイ』2022年3⽉12⽇(⼟)より公開
2021年09月01日菅田将暉主演、有村架純、神木隆之介、仲野太賀、古川琴音らが共演した「コントが始まる」が6月19日の放送でフィナーレを迎えた。マクベスの3人の“最後のじゃんけん”と、里穂子の“推しへの感謝の言葉”に視聴者から感動の声が送られている。「俺の話は長い」で第38回向田邦子賞を受賞した金子茂樹が脚本を担当、20代後半の若者たちの生き様を描いた青春群像物語となる本作。お笑いコンビ「マクベス」の高岩春斗を菅田さんが演じ、美濃輪潤平に仲野さん、朝吹瞬太に神木さん、中浜里穂子に有村さん、里穂子の妹・つむぎに古川さん。岸倉奈津美に芳根京子、マクベスのマネージャーの楠木に中村倫也。鈴木浩介、伊武雅刀。松田ゆう姫、明日海りおらも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ついにマクベスが解散し、3人はそれぞれの新たな人生を歩むため引っ越しすることに。荷物を整理していると冷蔵庫を誰が持っていくかを巡ってじゃんけんが始まる。なかなか勝負が決まらないなか、春斗は“じゃんけんが終わったら、もうこんな時間は二度と訪れない”と心の中でつぶやく。勝負がついた後、息を切らし涙を流す春斗の姿に「どんな状況下にあってもマクベスにとってのじゃんけんの時間は素の三人でいられる時間だったもんな…」「ドラマ史上一番尊いじゃんけんなのでは…」「こんなくだらない時間が泣けるなんて」「ちょっとでも言葉発したら泣いてまいそうになるのわかる」「ドラマ史に残るじゃんけん」などの声が送られる。その後春斗は1人で里穂子のファミレスを訪れる。里穂子もまた就職が決まりきょうが最後のアルバイトだった。里穂子は帰路につく春斗を待ち伏せし、「今後どんなに面白い方たちが現れても、私にとってマクベスのお三方だけは特別。解散しても精魂込めて作ったコントはこの世から消えることはありません。ファンの記憶のなかにしっかりと残り続けていきます。私はこれからもあなたが書いたコントに、何度も助けてもらうことになるでしょう」と、改めてマクベスに対する想いを伝える。その言葉に対し春斗も里穂子のおかげで、マクベスとしての10年間の努力が無駄じゃなかったと思えたと感謝の言葉を返す…。このシーンに「そうよ、100人のにわかファンより、1人のガチファンよ」「推しのおかげでがんばれる。ファンのおかげでがんばれる。相思相愛。これぞ推し活」「生きる希望と活力を与えてくれた推しは特別よ…解散しようが何があろうと一生推しであるのは変わらない」「好きな人や作品に対する感謝の思いを直接伝えられる喜びが中浜さんから溢れていてとても共感」と、改めて里穂子の想いに共感する声がSNSに続々と投稿。放送後も「大好きな人、作品があることで豊かな日々になり、頑張れるようになったこと。気付かせてくれて感謝」「中浜さんにとっての救いがマクベスだったように、このドラマが視聴者にとっての救いになるように、丹念に沢山の伏線とメッセージを織り込んで届けてくれた事に本当に感謝」など、本作に対する感謝の言葉が途切れることなくタイムラインを流れ続けている。(笠緒)
2021年06月20日作曲家の小林亜星さんが亡くなっていたと、6月14日に発表された。死因は心不全で、88歳だった。都はるみ(73)の『北の宿から』や童謡『あわてんぼうのサンタクロース』など、数々の名メロディを生み出した小林さん。そのキャリアで異色なのが、74年にスタートしたドラマ『寺内寛太郎一家』(TBS系)への出演だ。当時、小林さんは演技未経験にも関わらず主演に大抜擢。頑固親父の寺内貫太郎役を好演していた。「貫太郎のモデルは、脚本を務めた向田邦子さん(享年51)のお父さん。大柄だったそうで、プロデューサーの久世光彦さん(享年70)は適役を探していたそうです。なかなか見つからないなか、音楽の仕事でTBSを出入りしていた小林さんのもとにオファーが舞い込んだといいます。小林さんは『演技は苦手』と話していたそうですが、平均視聴率は31.3%を記録。シリーズ化され、舞台での上演もありました」(TBS関係者)そこで小林さんは、歌手の西城秀樹さん(享年63)と共演することに。貫太郎役の小林さんと、その長男である周平役のヒデキさん。実はこの出会い、運命的なものだったようだ。「当時のヒデキさんは超売れっ子。しかし連続ドラマに出演する余裕がほとんどないにも関わらず、熱心にリハーサルに打ち込んでいたそうです。さらに取っ組み合いをするシーンで、小林さんはヒデキさんに大ケガをさせてしまったことが。それでもヒデキさんは大らかな対応をしたそうです。ドラマを通じて小林さんは彼の人柄にいたく感銘を受けたといい、プライベートで食事に行くこともあったといいます」(前出・TBS関係者)さらに、小林さんは音楽家としてのヒデキさんもリスペクトしていたようだ。ヒデキさんが亡くなった際、小林さんは産経新聞にこうコメントを寄せていた。「歌い手として素晴らしい人だった事は勿論ですが、彼はミュージシャンとしても特別な凄味を持ったトップアーティストだったと思います」■「自分のアニメソングで一番の出来。もう悔いはない」2人が共に音楽家として、初めてタッグを組んだのがアニメ『ターンエーガンダム』(フジテレビ系)のオープニングテーマ『ターンAターン』だ。小林さんが作曲し、ヒデキさんが歌い手として参加した同曲。リリースされたのは99年5月で、『寺内寛太郎一家』の初回放送から25年もの時を数えていた。そして小林さんはこの曲を最後に、アニメソングから引退している。「小林さんは『ガッチャマンの歌』や『まんが日本昔ばなし』のエンディングテーマ『にんげんっていいな』など数々のアニメソングを手がけてきましたが、『ターンエーガンダム』のオファーがあった際に“これで最後”と決心。そして、『どうしても最後、ヒデキに歌ってもらう曲を作りたい』と考えたそうです。小林さんは、かねてから“歌手・西城秀樹”の技量や音楽の知識を評価していました。『アイドル扱いされるのはもったいない』と語っていたほどなんです。そこで『寺内寛太郎一家』の舞台で共演した際、自ら直談判。ヒデキさんもその熱意に押され、ガンダム作品を観てからレコーディングに臨む気合いの入れようだったといいます」(制作関係者)小林さんはその出来栄えに、“カンゲキ”したという。「“難しい歌を難しく思わせないように歌うのがプロ”と小林さんは考えていました。『ターンAターン』はまさに難曲。ですが、ヒデキさんは小林さんのイメージ通りに歌い上げました。その甲斐あり、『自分のアニメソングで一番の出来。もう悔いはない』と小林さんは豪語。同曲は2人にとって最初にして最後の共演曲でもあり、小林さんの作曲家人生の中でも特に思い入れの強いものとなったそうです。18年5月にヒデキさんが亡くなった後、小林さんは『惜しい人を亡くした』と話していました。そしてヒデキさんとの思い出を語り出すと、止まらないこともしばしばあったそうです」(スポーツ紙記者)ヒデキさんの訃報から早3年。小林さんは天国で、久々の再会を喜んでいることだろう。
2021年06月15日2021年6月14日、作曲家で俳優の小林亜星さんが5月30日に心不全で亡くなっていたことを所属事務所が発表しました。88歳でした。小林さんは、『北の宿から』をはじめ、数々のヒット曲を作曲。サントリーウイスキーのCMソングやアニメ『魔法使いサリー』『ひみつのアッコちゃん』『日本昔話』の主題歌などの有名なアニメソングも手がけています。また、向田邦子さん脚本のテレビドラマ『寺内貫太郎一家』(TBS系)では、主人公の貫太郎を演じ、頑固おやじぶりがお茶の間の人気を集めました。ネット上では小林さんの訃報を悼む声が相次いでいます。・メロディも自身のキャラも昭和を体現していた人でした。ご冥福をお祈りいたします。・名曲ばかり、ありがとうございました。『にんげんっていいな』と『あわてんぼうのサンタクロース』は子供も大好きな歌です。・サントリーウイスキーのCM曲『夜がくる』がすごく好きでした。お悔み申し上げます。サンケイスポーツによると、葬儀はすでに近親者で執り行われたとのこと。小林さんが生み出した数多くの名曲は、永遠に歌い継がれていくことでしょう。心より、ご冥福をお祈り申し上げます。[文・構成/grape編集部]
2021年06月14日「コントが始まる」の8話が6月5日放送。中村倫也演じる楠木がマクベスに渡した「解散ライブのネタ順」に「ゾワってなった!」「そこも伏線だったのか」と驚きの声が続出。里穂子への“チラシ”の渡し方にも「流石マネージャー!」などの反応が上がっている。「俺の話は長い」で第38回向田邦子賞を受賞した金子茂樹による20代後半の青春群像ドラマとなる本作。お笑いコンビ「マクベス」の高岩春斗に菅田将暉、美濃輪潤平に仲野太賀、朝吹瞬太に神木隆之介、マクベスオタクのファミレス店員・中浜里穂子に有村架純、里穂子の妹・つむぎに古川琴音。潤平の彼女・奈津美に芳根京子、マクベスのマネージャー・楠木に中村倫也、伊武雅刀、鈴木浩介、松田ゆう姫、明日海りお、小野莉奈、米倉れいあ(821)らも出演する本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。瞬太が働く焼き鳥屋「ボギーパット」を久々に訪れた楠木は、5年前初めてマクベスに会ってから、懸命に3人の売り込みをしてきた日々を振り返る。「ボギーパット」でライブのチラシをもらい、その後彼らからマネージャーになって欲しいと頼まれた楠木。3人とファミレスで徹底的に話し合い、朝までネタ合わせに付き合い、4人目のマクベスになったつもりで頑張ったその時間は彼にとって“青春時代に戻ったような熱い時間”だった。しかし3人との距離は徐々に広がっていった。ラストで楠木はファミレスで打ち合わせ中のマクベスのもとを再び訪れ「解散ライブのネタ順」を渡す。「あくまでたたき台だと思って」と言う楠木に、春斗は「これでいいと思います」と返答。「ちゃんと見ててくれたんだなぁ」と口にする…というのが8話の展開。「楠木マネがほんとにいい人でまじで胸がギューってなった」「楠木さんは仕事としてマクベスとクールな関係だと思っていたらめっちゃ熱い人だった」など感動の声が上がるなか、楠木が渡した“ネタ順”に「楠木さんのネタ順が1話からの順だったのマジで鳥肌すぎるそこも伏線だったのかーー」「楠木さんの提案したネタ順見たとき、ゾワってなった!」といった反応も。さらにファミレスを出る際、レジで楠木は里穂子に「そういえば事務所にこんなものがあった…」とマクベスの第1回単独ライブのチラシを渡す。クリアファイルに2枚のチラシを入れて渡す楠木の“計らい”に「つむぎが前にチラシを貰って来た時。一枚だけで折り畳んでいて…里穂子があり得ないと、オタクらしく怒った事があったな。楠木さん流石マネージャー!」「きれいなチラシ2枚をクリアファイルに入れてきてる楠木さんも、他のチラシもないか貪欲に尋ねる中浜さんもオタク的に最高」といった投稿も多数。またつむぎが瞬太と付き合っていることを聞いた里穂子が、つむぎに放った「ファンの妹はファンよ」というセリフや、奈津美がマクベスの名付け親だと知り、一緒に写真を撮って欲しいと懇願。驚く奈津美に「マクベスの名付け親である方が横にいるのに写真を撮って帰らないとは、逆にファン失格なのではと」とその理由を伝える姿に、改めて「中浜さんって崇高なファンだな」「気持ち分かる!お笑いファンとしては同じ考え!」「中浜さんのオタクぶり、本当に良い」「本当に筋金入りのヲタクしてて素晴らしいな」といった感想も続出している。(笠緒)
2021年06月06日菅田将暉、有村架純、仲野太賀、古川琴音、神木隆之介という世代を代表する俳優が集結し、話題を呼んでいる日本テレビ系土曜ドラマ「コントが始まる」。この度、木村文乃が仲野さん演じる潤平の姉役で、第6話から登場することが分かった。本作では菅田さん、神木さん、仲野さんの3人が、売れないお笑い芸人のトリオ「マクベス」を演じる。そんな芸人の3人がネタ作りにいつも集うファミレスのウェイトレスを有村さん、有村さんの妹役を古川さんが演じている。同じ93年生まれの菅田さん、有村さん、仲野さん、神木さんは実年齢でもある20代後半の役柄。「俺の話は長い」で向田邦子賞を受賞した金子茂樹が描くオリジナル脚本で、20代後半の5人が織りなす青春群像ドラマだ。今回、木村さんが演じるのは仲野さん演じる潤平の姉・美濃輪弓子役。美濃輪家は、長女の弓子と長男の潤平の2人姉弟で、実家は日本酒を豊富に取り扱っている酒屋を経営。潤平は「マクベス」解散後は、実家の酒屋業を引き継ぐつもりだったが、潤平がぐずぐずしている間に、長女の弓子と弓子の夫・光洋(みつひろ)が酒屋を引き継ぐと表明。「マクベス」を辞めた後は酒屋になると思っていた潤平は、内心気が気ではない。姉の弓子は、28歳の潤平がいまだに、普通の職歴がないことを心配している。弟想いの姉・弓子と、家業、結婚、「マクベス」と様々な点で帰路に立たされている弟の潤平。美濃輪姉弟のこれからに注目だ。木村さんは金子茂樹作品では、2017年4月期ドラマ「ボク運命の人です。」以来、4年ぶりの出演となる。「コントが始まる」は毎週土曜22時~日本テレビ系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2021年05月15日菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀がお笑いトリオを演じ有村架純、古川琴音が共演する「コントが始まる」の3話が5月1日放送。神木さん演じる瞬太のウエディングドレス姿に「可愛い」の声が相次ぐなか、有村さん演じる里穂子の過去にも共感の声が溢れている。「俺の話は長い」で第38回向田邦子賞を受賞した金子茂樹がオリジナル脚本を手がけ、20代後半の若者たちの青春群像を描く本作。同級生の潤平とお笑いトリオ「マクベス」を結成したが、親との「10年やっても売れなかったらキッパリ辞める」という約束を守るためトリオ解散を決意した高岩春斗を菅田さんが、高校時代に春斗に誘われ「マクベス」を結成するが、10年間交際を続ける恋人のことを考え芸人を辞めようとする美濃輪潤平を仲野さんが、「ぷよぷよ」の日本一となってプロゲーマーとなるがその後引退、「マクベス」に加入した朝吹瞬太を神木さんがそれぞれ演じる。また有村さんが一流企業を退職、その後始めたバイト先に来店する「マクベス」の三人に興味を抱き、彼らの“ヲタク”となる中浜里穂子に。古川さんが姉・里穂子を心配し、共同生活しながら近所にあるスナック「アイビス」で働く中浜つむぎにそれぞれ扮し共演。この5人を中心に物語が展開する。また潤平の恋人・奈津美に芳根京子。松田ゆう姫、明日海りお、村主うらら、坂斉凛奈、鈴木浩介、伊武雅刀らも共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は里穂子の過去と、里穂子が一番好きだというコント「奇跡の水」のモデルとなった春斗の兄・俊春(毎熊克哉)。真面目すぎるゆえに誰にも助けを求められず、孤独になって追い込まれていく両者のエピソードが並行して語られていく…という展開。俊春の結婚式でマクベスがコントをする回想シーンでは、瞬太のウエディングドレス姿が披露され「神木くんのウェディングドレス!!!!!かわいい!!!!!」「華奢、細い。物凄く可愛い...」などの声が相次ぐ。その後、帰宅した里穂子はつむぎと一緒に瞬太が部屋にいることに驚愕する。さらに春斗と潤平も加わって里穂子の部屋でタコパが始まるのだが、そこで彼氏のことや仕事を辞めた理由を聞かれた里穂子は、結婚するつもりだった彼氏に別の婚約相手がいて、その2人のために結婚式の下調べをさせられていたことや、会社のトラブル解決を手伝ったらいつの間にか自分が全責任を負わされる羽目になったことなどを告白する。里穂子が“廃人”になった理由に「エグい過去に泣けてくる…」「可哀想すぎやろこれフィクションだとしても辛い」「頑張る人ほど孤立するやつつらいー」「うーん分かるな。しんどいな。真面目が損をする世の中じゃなくなればいいな」などのコメントが続々。里穂子への共感の声がタイムラインに溢れている。(笠緒)
2021年05月01日永野芽郁を主演に迎え、向田邦子賞・ギャラクシー賞受賞のバカリズムと数々のミュージックビデオを手掛ける映像監督・関和亮のタッグでOLたちのバトルロワイアルを描いた『地獄の花園』。この度、現場の“わちゃわちゃ”感が伝わるメイキングカットが一挙解禁となった。解禁となったメイキングカットでは、豪華キャストたちの撮影現場での和気あいあいとした様子が収められたものばかり。本作の脚本を務めたバカリズムと共に、広瀬アリスや菜々緒、川栄李奈、「森三中」大島美幸が、かつて話題を呼んだプリクラ画像“チャリで来た”ポーズをノリノリでキメた集合写真。美脚を披露し、SNSでも話題となっている遠藤憲一が、本家の菜々緒さんと共に“菜々緒ポーズ”で並んだお茶目な姿も。そして、本編中の暴れっぷりが嘘のような(?)、小池栄子を筆頭に松尾諭、丸山智己、勝村政信と株式会社トムスンのOLたちのおしとやかなショットも印象的。さらに、永野さん&広瀬さんのオフ感満載の鏡越しショットや、永野さんが頭に氷のうを乗せ、無邪気にほほ笑む姿。加えて、小池さんが永野さんのパンチを受ける楽しげなカットなど、カメラが回っていないところでは仲睦まじい姿が垣間見えるメイキングカットばかり。永野さんも「撮影現場は笑いが絶えなかったですし、監督・スタッフそして他の出演者の方みんなで面白い作品になるよう一生懸命頑張りました」と話している通り、キャスト、スタッフが一体となって、笑いに対して貪欲に取り組んでいたようだ。『地獄の花園』は5月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:地獄の花園 2021年5月21日より全国にて公開©2021『地獄の花園』製作委員会
2021年04月20日菅田将暉主演、有村架純、神木隆之介、仲野太賀、古川琴音らが共演する「コントが始まる」が4月17日放送。有村さん演じるヒロインの“オタクぶり”に共感の声が上がるとともに、キャスト陣の演技と演出にも多くの賞賛が寄せられている。「俺の話は長い」で第38回向田邦子賞を受賞した金子茂樹によるオリジナル脚本となる本作は、20代後半の若者たちが、その失敗をしたからこそ出会う人や出来事によって、まるで思い描きもしなかった未知の幸せと巡り合う、若者の生き様を描いた群像物語。キャストは同級生の潤平と高校の文化祭でコントを披露したことがきっかけで、お笑いの道に進んだが、親との「10年やっても売れなかったらキッパリ辞める」と約束した日が迫るお笑いトリオ「マクベス」でネタ作りを担当する高岩春斗に菅田さん。一流企業を退職、その後バイトを始めたファミレスに来店した「マクベス」の三人に興味を抱き、知らぬ間に彼らを応援することが人生の支えになっている中浜里穂子に有村さん。高校時代に春斗に誘われコント芸人の道を歩み始める「マクベス」のメンバー、美濃輪潤平に仲野さん。「ぷよぷよ」日本一となりプロゲーマーの道を歩むが若手の台頭から引退、「マクベス」へと加入する朝吹瞬太に神木さん。姉と共同生活しながら近所にあるスナック「アイビス」で働く中浜つむぎに古川さん。そのほか、明日海りお、松田ゆう姫、鈴木浩介らも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話ではマクベスを推すことが自分の支えになっている里穂子が、初めて彼らの生ライブに行くもそこでトリオ解散を知らされる。呆然と帰路についた里穂子だが、突然春斗から声をかけられる。どうして解散するのかと尋ねる里穂子に、春斗は「約束だからね。10年前の」と、マクベス誕生から現在までの自分たちの10年を語り始める。里穂子がマクベスを密かに推していた一方で、春斗も1年半前、会社を辞め泥酔していた里穂子と出会っていた…というのが1話のストーリー。春斗に「最後の単独ライブも必ず行きます」と告げ、マクベスと出会い存在を知ったことで、マクベスが自分の人生の支えになったと涙ながらに伝える…そんな里穂子の姿に「泣くと思わなかった…オタクの心に突き刺さった」「中浜さんの言動がオタク」「推しへの想いを直接吐露するオタクの姿」など共感と感動の声がタイムラインに届けられる。またメインキャスト陣の演技に「どうやったらあんなに上手に演技できるんだろう」「ドラマなのに映画観てるみたいな感じ。演技派揃い」などの声が上がるとともに「みんな演技うまいし内容面白いし映画みたいな画面の空気感」「引き込まれた。映画見てるみたいだった」「すげえ、いい温度感。BGM少なめで、映画みたい。語り多くて、漫画みたい。すごいいい意味で、ドラマじゃないみたい」と、その展開や演出に“映画のようだ”という感想も続々投稿されている。(笠緒)
2021年04月18日坂元裕二 朗読劇2021 「忘れえぬ忘れえぬ」、「初恋」と「不倫」が4月13日(火)に開幕した。6組の男女が3つの作品の朗読をする本作で、初日の高橋一生×酒井若菜ペアによる「忘れえぬ忘れえぬ」の公演をレポートする。本作は、映画『花束みたいな恋をした』やドラマ『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』などの脚本で知られ、これまで芸術選奨新人賞や向田邦子賞など数々の賞を受賞している脚本家・坂元裕二が脚本・演出を手がける朗読劇。2012年から始まり、今回は高橋一生×酒井若菜、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、千葉雄大×芳根京子、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳というペアが出演。これまでも上演されてきた「不帰かえらずの初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」と、書き下ろしの新作「忘れえぬ 忘れえぬ」の3作が上演される。朗読は、高橋の「おい、おまえ」という乱暴な言葉から始まった。それぞれ一人掛けのソファーに座り朗読する、シンプルな舞台。新作「忘れえぬ 忘れえぬ」は、11歳の夏に出会った最里(もり/高橋)と木生(きお/酒井)の数年間を描いていくストーリーだ。粗暴でガタガタした高橋の語り口と、明晰でツヤツヤした酒井の語り口。ギャップのあるふたりの朗読を聴いているうちに、彼らがどんな人物か、彼らがいる場所の様子、そこから見える景色、気温、光などがむくむくとカタチをもちはじめ、世界が彩られていくような感覚が得られた。どちらかというと淡々とした読み方だが、不思議なほど豊かで、そこに書かれている文字が漢字なのか平仮名なのかまで感じ取れてしまうほどであった。「不帰かえらずの初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」とはテイストが違い、けれど坂元裕二の書く言葉や物語の魅了を存分に堪能できる脚本は、同い年の最里と木生の、11歳の夏、12歳の夏、13歳の夏……というふうに1年ごとの夏が描かれる。ストーリーの中にはふたりが持つやさしさ、残酷さ、純粋さ、だけでなく、家庭環境のギャップなどもきっちりと描かれており、その物語は、受け取る人によってさまざまに感じるだろう。一作観ると、この作品を他のペアがどう朗読するのか、このペアが他の作品をどう朗読するのかと、興味がどんどん膨らんでいく。朗読劇の楽しさをたっぷりと堪能できる公演だった。東京公演は4月25日(日)までよみうり大手町ホールにて。その後、4月28日(水)から5月2日(日)まで大阪・松下IMPホール、5月7日(金)・8日(土)に札幌・道新ホールにて上演。取材・文中川實穂
2021年04月16日主演の菅田将暉をはじめ、有村架純、仲野太賀、神木隆之介という93年生まれの同世代俳優が揃う新ドラマ「コントが始まる」。この度、本作の主題歌があいみょんの新曲「愛を知るまでは」に決定したことが分かった。本作は、「俺の話は長い」で向田邦子賞を受賞した金子茂樹が描く、20代後半の5人が織りなすオリジナル青春群像ドラマ。売れないお笑いトリオ「マクベス」のツッコミ担当・春斗(菅田さん)は、結成10年を前にある決断を迫られていた。一方、1年半前に訳あって会社を辞めた里穂子(有村さん)は、妹(古川琴音)と同居しながらファミレスでウェイトレスをしているフリーター。常連客のマクベスの3人がネタ作りに励む姿を見るうちに、隠れファンとして活動を追うように。ある日、初めてマクベスのライブを訪れた里穂子を待っていたのは、トリオ解散という重大発表。呆然と帰路についた里穂子は、春斗から声をかけられ…。今回この青春群像劇を彩る主題歌を担当したあいみょんさんは「台本を頂いて、何曲か作ってみる日々の中、メジャーデビューして1年目。2017年。1番這い上がりたかった時に作っていた『愛を知るまでは』のデモを改めてふと聴き直していると、『あー、この気持ちなんかもしれへん』と肩の力が抜けました。自ら導いた世界はそう簡単ではなくて、読めない譜面を部屋に投げつけたこともあったし、こんなはずじゃなかったと思うことだらけで、悔しかった。そんな記憶が、ドラマと楽曲と、きっと何か重なるものがあるんじゃないかと私の中で確信に変わりました」とコメントし、「同世代の役者の皆さんが勢揃いする中、私も同じ世代としてこの作品に参加できることができで嬉しいです」と今回の起用を喜んだ。また主題歌はドラマ初回放送にて初めて音源が解禁される。いち早く楽曲を聞いた菅田さんは「最高です!曲を聞いた時、この青春群像劇にまた一人仲間が加わったような喜びがありました。登場人物の背中を押すでも支えるでもなく、一緒に泣きながら走って最後に笑い合ってくれるような、そんな温かさがあって、こんな心強い主題歌はありません」と感想を語り、「戦っている人すべてに刺さる応援歌だと思います」と話している。主題歌に起用された「愛を知るまでは」は、すでに配信シングルとしてリリースされている「桜が降る夜は」との両A面シングルという形でCDリリースも決定。さらに、これに先駆けて先行配信も決定している。「コントが始まる」は4月17日(土)22時~日本テレビにて放送。あいみょん11thシングル「愛を知るまでは/桜が降る夜は」は5月26日(水)リリース。「愛を知るまでは」は5月7日(金)先行配信。(cinemacafe.net)
2021年03月31日菅田将暉が主演、有村架純、仲野太賀、古川琴音、神木隆之介が共演することで話題の新土曜ドラマ「コントが始まる」から、5人の追加キャストが解禁。故・松田優作の長女で、松田龍平と松田翔太を兄に持つミュージシャン・アーティストの松田ゆう姫が、本作で女優デビューする。菅田さん、神木さん、仲野さんの3人が売れないお笑い芸人のトリオ「マクベス」を演じ、3人がネタ作りにいつも集うファミレスのウェイトレスを有村さん、その妹役を古川さんが演じる本作。「俺の話は長い」で向田邦子賞を受賞した金子茂樹によるオリジナル脚本。そんな本作で、鈴木浩介は春斗(菅田将暉)たちの高校時代の担任、真壁権助を演じる。無口で厳しい先生で、生徒らから恐れられているが、実は「マクベス」の存在に大きく寄与しているらしい。松田ゆう姫は、つむぎ(古川さん)が働くスナック「アイビス」のママ、下條良枝を演じる。普段はやる気があるのか、ないのか分からないスタンスで仕事をしているが、ふと漏れる言動からは何か人間の深みを香らせる一面も見せるという役柄で、女優デビューとなるその演技は大注目だ。元宝塚のトップスターで、日本テレビのドラマ初出演となる明日海りおは、里穂子(有村さん)が働くファミレス「メイクシラーズ」の店長、恩田光代を演じる。謎多き発言を持ち味にしており、ファミレス店長をしつつ夢は女流麻雀士であると語る、ユニークな役柄だ。『アルプススタンドのはしの方』などで注目された小野莉奈は、スナック「アイビス」で働く村主うらら役。つむぎよりも年下ながら、大人びた素振りを見せる。一説によると一人のミュージシャンを強烈に崇拝しており、その影響で東京へ出てきたという過去を持つ女性を演じる。「ZIP!」のコーナー「星星のベラベラENGLISH」でもお馴染みの、米倉れいあは、里穂子が働くファミレス「メイクシラーズ」でアルバイトする坂斉凛奈役を演じる。天真爛漫な明るい性格で、共に働く里穂子や「マクベス」などの常連客を日がな観察している、という役柄となっている。追加キャスト陣からのコメント到着鈴木浩介春斗達3人を温かくも厳しく見守る真壁は、心根の優しさを上手く生徒たちに伝えることが苦手な少しぶっきらぼうな教師です。(このドラマについて)壁に何度もぶち当たるのが人生です。それでも少しずつ前に進んでいく大切さを楽しんで見ていただけたら、夢のあるエンターテインメント作品になればと思います。松田ゆう姫まさかこんな素敵なお話を頂けるなんて、素晴らしいキャストの皆さんとご一緒出来ることが夢のようで、嬉しい気持ちと信じられない気持ちでいっぱいです。「コントが始まる」と共に私にとって新しい事が始まる事にとても高揚しています!自分の20代後半を思い返しながら、皆がどう変化していくのかを見届けるのが楽しみです。初の連続ドラマで緊張や不安は多分にありますが、それも含めてこのドラマを愉しんで頂けたら嬉しいです。明日海りお有村架純さん演じる里穂子のバイト先の店長、恩田光代を演じます。今まで夢中で見てきた群像劇はたくさんありますが、「コントが始まる」はこのご時世だからこその新感覚の群像劇。意外な夢に果敢に突き進む恩田光代が、人生の大失敗の渦中にいる主人公たちの目に、どんな風に映るのか…彼らにどんな影響を与えていくのか、私自身も楽しみながら作っていけたらと思います。ぜひご覧下さい!小野莉奈私演じるうららは、スナックで働きながら、夢を追いかけています。希望溢れる女の子をできるだけ等身大に表現できたらいいなと思います。この作品に参加させてもらえる事がまだ信じられなくて、とても光栄に思います。少しでも力になれるよう頑張ります!米倉れいあ第2回目のドラマ撮影で緊張が大きいです。周りのキャストさんが大人の方が多くて(初ドラマは学園もの)プレッシャーもあります。ですが、とても良い経験が出来ると思うと楽しみです。大変なことは沢山あると思いますが、それを乗り越えてこそプロなのかなっと思います。「コントが始まる」というドラマに爪痕を残したいです!!第1話あらすじ売れないお笑いトリオ「マクベス」でツッコミを担当する春斗(菅田将暉)は、結成10年を前に、ある決断を迫られていた。一方、1年半前に訳あって会社を辞めた里穂子(有村架純)は妹のつぐみ(古川琴音)と同居しながらファミレスでウェイトレスをしているフリーター。常連客のマクベスの3人、春斗・瞬太(神木隆之介)・潤平(仲野太賀)がネタ作りに励む姿を見るうちに、隠れファンとして活動を追うようになっていた。しかしその日、初めてマクベスのライブを訪れた里穂子を待っていたのは、トリオ解散という重大発表!呆然と帰路についた里穂子は、突然春斗から声をかけられて……。失敗が許されない世の中で、“大失敗”の人生を送る若者たち。この出会いが、彼らの人生に灯る新たな希望の始まりだった……。日本テレビ系4月期土曜ドラマ「コントが始まる」は4月17日より毎週土曜日22時~放送。(text:cinemacafe.net)
2021年03月24日永野芽郁が主演を務める映画『地獄の花園』の公開が5月21日(金)に決定し、本予告映像が公開された。日本中のOLが抗争を繰り広げる壮大なストーリーをオリジナル脚本で手掛けたのは、お笑い界の鬼才、向田邦子賞・ギャラクシー賞受賞のバカリズム。その世界観をPerfume、サカナクション、星野源のミュージックビデオを手掛けるMV界の巨匠・関和亮監督が唯一無二の映像美で表現する。普通のOLライフに憧れる主人公・直子には、今最も若い女性たちに支持を集める女優・永野芽郁。さらに先日、直子と同じ会社に勤めるカリスマヤンキーOL役に広瀬アリス、そしてOL達を牛耳る“悪魔の朱里”役には菜々緒。さらには先日の「東京ガールズコレクション」にて、川栄李奈、森三中、大島美幸、松尾諭、丸山智己、勝村政信、遠藤憲一、小池栄子ら超個性豊かなキャストも一斉発表された。本予告映像は永野演じるOLの主人公・直子が同僚に一目ぼれするロマンチックな映像からスタート。爽やかなオフィスラブストーリーが始まるのかと思いきや、突如OLが吹き飛ばされ、ド派手なヤンキーOL達の暴言が飛び交う。華やかなOLの世界から、熾烈な派閥争いが繰り広げられるバトルロワイヤルな展開へ。社内を牛耳る、川栄李奈演じる“狂犬 紫織”率いる営業部 / 大島演じる“大怪獣悦子”率いる製造部 / 菜々緒演じる“悪魔の朱里”率いる開発部がそれぞれ突如現れた広瀬アリス演じる“カリスマ新人OL”蘭によってコテンパンに?さらには社を飛び越え、ライバル企業のトムスン一派、遠藤憲一演じる“魔王赤城”そして赤城率いる精鋭部隊トムスン三銃士として、勝村政信演じる“青い稲妻 妙子” / 松尾諭演じる“下関の虎河豚麻里” / 丸山智己演じる“七色の拳を持つ女早苗”、ヤンキーOL達の中では都市伝説と崇め恐れられてきた小池栄子演じる“地上最強のOL鬼丸麗奈”まで乗り込み、OL大抗争に発展。そして映像終盤にかかる主題歌にも注目だ。未だヴェールに包まれているこの主題歌を歌うアーティストは一体誰なのか、続報を待とう。永野芽郁・コメント初めて試写で笑いました!自分が出ているといつもどうしても客観的に観られずにそわそわしてしまうんですが、こんなにも面白いとは!と驚きました。なのに、すごいかっこいい映画にもなっていました。振り切りすぎているビジュアルもすごいです!広瀬アリス・コメント最初から最後まで面白かったです。アクションシーンも、オープニングもかっこよくて早く多くの方にご覧いただきたいです。キャラクターの衣装含めたビジュアルをイラストで観た時は遠藤さんの髪型に驚きまして…その後衣装合わせで初めて目撃した時は膝から崩れ落ちました!『地獄の花園』5月21日(金)公開
2021年03月05日日本テレビ系4月期の新土曜ドラマは、菅田将暉主演の青春群像ドラマ「コントが始まる」を放送。有村架純、神木隆之介、仲野太賀、古川琴音と共演者も発表された。本作は、あの頃に思い描いていた大人の自分とはまるでかけ離れた大失敗な人生を歩んでしまった20代後半の若者たちが、その失敗をしたからこそ出会う人や出来事によって、まるで思い描きもしなかった未知の幸せと巡り合う、若者の生き様を描いた群像物語。菅田さん、神木さん、仲野さんが演じるのは、売れないお笑い芸人トリオ「マクベス」。そんな高岩春斗(菅田さん)、朝吹瞬太(神木さん)、美濃輪潤平(仲野さん)の3人がネタ作りにいつも集うファミレスのウェイトレス・中浜里穂子を有村さんが、妹・中浜つむぎを、「この恋あたためますか」に出演した古川さんが演じる。本作はタイトルの通り、毎話ドラマのトップシーンを「マクベス」のコントから始まり、この冒頭のコントが残りの53分間の物語の重要な伏線として繋がるという構成でドラマが紡がれていく。脚本は、「俺の話は長い」で第38回向田邦子賞を受賞した金子茂樹。原作はなく、オリジナル脚本となる。主演の菅田さんは「ずっと憧れていた青春群像劇。あの頃夢中になったドラマの脚本家。他にも色々、、(ニヤリ)。こんなにもそばにいて欲しい人が集まってしまい、正直浮ついてます。責任を感じています。すみませんでした。ありがとうございます。頑張ります。でもそれ以上に楽しんでいきたいというのが本音です」と心境を語っている。キャストコメント菅田将暉ドラマ「コントが始まる」同世代の猛者たちが集結して挑むオリジナル作品。ずっと憧れていた青春群像劇。あの頃夢中になったドラマの脚本家。他にも色々、、(ニヤリ)。こんなにもそばにいて欲しい人が集まってしまい、正直浮ついてます。責任を感じています。すみませんでした。ありがとうございます。頑張ります。でもそれ以上に楽しんでいきたいというのが本音です。沢山笑いたい。嫌なことも大変なことも全部フリにして笑い合いたい。話し合いたい。目を見て心を通わせて、泣くなら思いっきり泣きたい。もう何をどうしたらいいのかわからないものだらけです。でもきっと「あの時こうしていたら~」の"あの時"が今です。先の見えない日々の中、この大失敗から始まる僕らの生き様が皆さまにほんの少しのゆとりをもたらす事を願っています。どうか宜しくお願いします。有村架純生きていく中で、きっと大きな挫折や大きな失敗をして、今まで積み上げてきたモノが瓦解してしまう出来事もあるかもしれません。この作品は、人々の小さな希望の光になる、応援歌のような作品になればいいと思っていますので、是非楽しみにしていてください。神木隆之介同世代の役者が集まって、群像劇をやる経験がこれまでほとんどありませんでしたし、いまだに制服を着る役とかもありますので、リアルな自分の年齢を演じられることが今回とても楽しみです。このドラマは、同世代の方からは「もっとぶっ飛ばせ!」と思ってもらえたり、僕たちより若い世代からは、「将来こういう風になりたいな!」と思ってもらえるような、また上の世代からは「懐かしいな!」と思ってもらえるドラマになると思っています。「コントが始まる」というタイトルを聞いて、とてもワクワクしています。コントは、必ずオチがあって、起承転結があって、ストーリーがあります。コントは必ずしもフィクションというわけではなくて、現実世界でもコントと同じようなことは沢山起きると思っています。僕の中の「何が」始まるのか、コントみたいな現実世界で何が始まるのか、楽しみにしています。仲野太賀辛いことが多い時期ということもありますが、僕たちの20代後半の世代にとっては、今は人生を振り返る時期になっている気がしています。思い描いていた未来と今はどうなのかなと。こんなはずじゃなかったという人生かもしれませんが、辛かったり苦しかったりする人生を肯定してくれるようなドラマになればと思っています。息苦しい時代の中で希望になるような、そんなドラマになればと思っています。今後この5人がどういう化学反応を起こしていくのか、どんな掛け合いをするのか、僕もとても楽しみにしています。古川琴音「始まっている」、「始まった」ではなくて、「始まる」というタイトルです。希望溢れる感じがとてもワクワクしています。今まさに明るい未来に向けて一歩踏み出そうとしている人たちのドラマなんじゃないかなと思っています。凄くもがきながら人生を進めていく5人だと思うのですが、そんな5人を思いっきり笑い飛ばしながらドラマを見て頂けたら、きっと面白くなると思います。楽しみにしていてください。日本テレビ系4月期土曜ドラマ「コントが始まる」は4月、土曜日22時~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年02月08日女性の社会進出がこれからという時代に編集者として活動を始め、ラジオ番組の構成作家に。約1000本のテレビドラマの脚本を手掛け、ヒットドラマの旗手となった向田邦子。1978年には初のエッセイを刊行、その後、短編小説で直木賞を受賞した。こうして残された多くの作品は、時を経ても色褪せることなく我々の心に響き続けている。※新型コロナ感染拡大の情勢を鑑みて、公演は配信のみとなりました。(2020年1月13日時点)旺盛な好奇心で風のように生きた向田邦子と現役クリエイターの共演。注目したいのは彼女のライフスタイル。おしゃれを楽しみ、美味しいものに目がなく、旅が好き。多忙の中でも自分らしく暮らしたいという生き方は今、世代を超えて共感を集めている。没後40年を迎えた今年、彼女の特別イベント「いま、風が吹いている」が開催される。「姉に関するイベントの最後は、打ち上げ花火のように盛大に行い、天に向かって良かったねと言いたい気持ちがありました。今回が最後かはわかりませんが、このイベントは姉を回顧するだけでなく、次世代の様々なジャンルの方と新たなクリエイションを生む、未来に繋がる好機だと思っています」と、末妹でイベント監修者でもある向田和子さん。イベントは展覧会やドキュメンタリーの上映、舞台、コンサート、トークショーなどを中心に構成される。1階スパイラルガーデンでは展覧会が。ここでは彼女の愛用品から生原稿、写真まで約300点の資料を展示するほか、事前予約制のトークショーも開催。3階スパイラルホールでは、作家の角田光代らが出演するドキュメンタリー『向田邦子の贈り物』を上映。また浅田美代子らが出演する舞台『寺内貫太郎33回忌』の公演や、向田のドラマのテーマ曲などをセレクトしたコンサート「向田邦子・風のコンサート」も予定されるなど、盛りだくさんの内容に。ちなみに1階MINA-TOでは、著書ほか約30タイトルを取り扱う期間限定「向田書店」をオープン。スパイラルカフェでは、向田和子さんが営んだ赤坂の小料理屋『ままや』の看板メニューが、料理家・冷水希三子さんのアレンジで蘇る。「ひと口カレー」「人参のピリ煮」「さつまいものレモン煮」などが数量限定で楽しめる。飛行機事故から40年。生前の彼女を知らない世代になぜ今、彼女の生き方が支持されているのだろうか。「姉はささやかな暮らしを楽しむ視点を持っていました。食べること、装うこと、人をもてなすことなど、姉の残した作品や生き方には、自分らしく気持ちよく暮らすことへのヒントがあるのかもしれませんね」1.「これは一生モノ。どんな時にも着られるから」と和子さんが譲り受けたワンピース。冠婚葬祭に大活躍。2.料理にも器にも凝った向田。夢は料理人になることだったそう。実はananとも縁深かった!昭和の辣腕ライター。むこうだ・くにこ1929年、東京都生まれ。22歳で雄鶏社に入社。映画雑誌の編集者からキャリアをスタート。’76~’77年にはananに「男性鑑賞法」なる連載をしていたことも。スパイラル東京都港区南青山5-6-231月14日(木)~24日(日)11時~20時会期中無休TEL:03・3498・1171写真提供:かごしま近代文学館※新型コロナ感染拡大の情勢を鑑みて、公演は配信のみとなりました。(2020年1月13日時点)※『anan』2021年1月20日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年01月17日