くらし情報『「田舎暮らしの夢破れ1千万円が消えた」老後破綻の落とし穴』

2021年8月20日 11:00

「田舎暮らしの夢破れ1千万円が消えた」老後破綻の落とし穴

「田舎暮らしの夢破れ1千万円が消えた」老後破綻の落とし穴


「老後資金『2,000万円足りない』問題が金融庁の報告書で指摘されたのが2年前(’19年6月)のこと。多くの人が不安に陥れられましたが、やりくり上手の人のなかには『どうにかなりそう』と安心していた人もいるのでは?しかし、油断をすると、瞬く間に貯蓄は底をつくんです」

こう警告するのは、マネー管理術に詳しい経済評論家の加谷珪一さん。老後には“落とし穴”がたくさん。実例を見ていくとともに、専門家に対処法を聞いていこう。

【落とし穴1・田舎移住】夢の代償は1,000万円

「夫婦とも都会育ちで、第二の人生は『田舎で暮らそう』と決めていました。夫の退職を機に、住んでいた都内の家を売って、中部地方に畑付きの中古の一軒家を1,000万円で購入。400万円かけてリフォームしました。理想の田舎暮らしが始まると思ったんですが……」

そう嘆くのは60代主婦。
リタイア後の田舎暮らしにあこがれる人は多い。だが、これも“落とし穴”。

「どこに行くにも車が必要でガソリン代がかかります。100円ショップなどもないので、必需品は定価で購入。コンビニもないので、夜は買い物ができません。都内より月5万円ほど生活費が増えました。

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