2021年9月10日 11:00
仏壇は粗大ごみでも出せる?みんな知らない「墓じまい」かかるお金
「家具や普通の道具などの処分と違って難しいのは、心の問題があること。安く処分することだけではなく、仏壇、位牌、お墓を大事に守ってきた親たちの“心”を、受け止めることも大事なのです」
そう語る勝さんに、“墓じまい”の方法を聞いた。
【仏壇】粗大ごみで出せるが、できれば“お焚き上げ”で
前出のAさんは、菩提寺に仏壇の処分方法を聞くと、このようなやりとりがあったという。
「仏壇を処分したいんですが」
「お気持ちの整理ができていれば、大丈夫ですよ」
「どう処分すればいいですか?」
「まあ、普通に……」
「普通にって、粗大ごみですか?」
「そんな感じです」
「御霊抜きはいいんですか?」
「仏壇に御霊が入っている場合もあるし、入ってない場合も……。お気持ち次第ということで」
Aさんが続ける。
「お坊さんの立場もあるので言葉を濁しながらですが、粗大ごみでよいという答えでした。実際に調べると、粗大ごみなら1,000円で処分できるようでした」
費用は自治体によって異なる。たとえば、東京都文京区の粗大ごみの分類では、仏壇は「箱物家具」に含まれる。
いちばん小さい分類の高さと幅の合計が135センチ未満のものであれば400円。