くらし情報『副反応少なく、変異株にも対応!開発者語る“経鼻ワクチン”のメリット』

2021年9月16日 06:00

副反応少なく、変異株にも対応!開発者語る“経鼻ワクチン”のメリット

そんななか、日本発の次世代ワクチンとして今、大きな期待を寄せられているのが三重大学と三重県菰野町の医薬品研究開発ベンチャー「バイオコモ」が共同で開発している“鼻ワクチン”だ。

9月上旬、東海テレビの取材に対し、開発者の一人である三重大学大学院の野阪哲哉教授は、鼻ワクチンを接種したハムスターに新型コロナウイルスを投与した結果、肺に残ったウイルス量はゼロだったと説明。さらに動物実験で副反応はほとんど見られていないことも明かすなど、現段階では“夢のワクチン”なのだ。

「バイオコモ」の福村正之代表取締役は開発の経緯について明かす。

「元々、三重大学では鼻から感染する軽い風邪ウイルスをずっと研究していました。そこで呼吸器から感染するウイルスに対して知識がある弊社と共同で開発することになったんです」

鼻ワクチンの特徴はスプレーするだけで、鼻やのどの粘膜に抗体を多く生成できること。 さらに経鼻型には注射型にないメリットがあるようだ。■病院でのワクチン管理も超簡単!

「筋肉注射型では血液内に抗体はできますが、鼻腔内は守られないので鼻からブレークスルー感染が起きてしまう恐れがあります。


われわれが開発しているのは鼻から粘膜免疫を入れることで、鼻と血中に抗体を生成するシステム。

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