くらし情報『受け取る順番と受け取り方で税金が0に!賢い退職金のもらい方』

2021年9月30日 15:50

受け取る順番と受け取り方で税金が0に!賢い退職金のもらい方

が問題になってくる。

「退職一時金と企業型DC、iDeCoを一括で受け取りたいときは、受け取る順番が大切です。たとえば、65歳で定年、38年勤続年数がある人が、15年間加入した企業型DCがあるときは、60歳で企業型DCを先に受け取るとすると、退職所得控除が使えます。企業型DCの退職所得控除額は40万円×拠出年数15年なので、600万円。企業型DCが500万円だとすると、税金はゼロ。さらに、65歳で退職一時金を受け取るときは、DCの受け取りから4年以上あけていますから、再度退職所得控除(今回は2,060万円)が使えます。つまり退職一時金も非課税で受け取れることになります」

ただし注意が必要なのは、退職一時金をもらった後に確定拠出年金を受け取ろうとするとき。

確定拠出年金は、受け取る前の14年の間で、退職一時金を受け取っていると「重複期間部分の退職所得控除が相殺される」というルールがある。


このケースでは、企業型DCの加入期間15年が勤続年数と相殺されるが、退職所得控除額は最低80万円とできるので、退職所得は420万円の2分の1、210万円となる。

「計算がちょっと難しいかも……」と思うかもしれないが、そんなときは、定年後のライフプランも含めて、じっくり専門家に相談してみよう。

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