2021年10月14日 15:50
特徴は?実用化めどは?開発進む「コロナ治療薬&ワクチン13選」
供給不足が気がかりなコロナワクチンも、来年には国内産を含めて多くが流通する見通しだ。新たなタイプのワクチンも複数のメーカーが開発を急いでいる。
■「ワクチン」※メーカーの発表、報道をもとに本誌作成
【ノババックス(米国)】「組換えタンパクワクチン」/実用化の見込み:’22年1月以降
ウイルスの遺伝子情報をもとに昆虫の細胞を使う。2〜8度の環境で保存でき、副反応が少ないとも。
【塩野義製薬】「組換えタンパクワクチン」/実用化の見込み:’21年度内
ウイルスの遺伝子情報から抗原タンパク質を作る。年末までに3,000万回分の生産体制を整える。
【ジョンソン・エンド・ジョンソン(米国)】「ウイルスベクターワクチン」/実用化の見込み:’22年1月以降
ウイルスの遺伝子情報を、人にとって無害な別のウイルスに組み込み投与。接種が1回で済む。
【アンジェス】「DNAワクチン」/実用化の見込み:’22年度内
人工的に作った遺伝情報の一部を投与し、ウイルスのタンパク質(抗原)を合成し免疫反応を起こす。
【第一三共】「mRNAワクチン」/実用化の見込み:’22年度内にも実用化
ウイルスの遺伝子情報を体内に投与。