くらし情報『要介護4から回復!作家・澤地久枝91歳、自民党へ怒りの仁王立ち』

2021年12月12日 06:00

要介護4から回復!作家・澤地久枝91歳、自民党へ怒りの仁王立ち

を利用できる制度のことだ。このときの澤地さんの認定結果は「要介護4」で要介護度では2番目に重く、「日常生活全般に介助が必要な状態」に該当した。

「民間の事業の家政婦さんは日当が約1万円で、毎日お願いし続けるにはお金がかかりすぎます。その点、介護保険が適用できるヘルパーさんは負担が軽く、『こんな額で利用できるんだ』と支払いの段階で初めて知りました」

ヘルパーは料金体系が細分化されているが、介護保険適用で1割負担の場合、生活援助サービス1回の利用が45分未満で181円、45分以上で223円などと割安だ。それはさておき、寝たきりだと気力・体力の衰えにつながり、高齢者の場合、そのまま人生の最期を迎えることも少なくない。だが、澤地さんは……。なんと要介護認定から数日後の5月28日には、訪問医の指導で足の運動を始めている。

「膝の曲げ伸ばしと、足首伸ばしで精いっぱいでしたが」と本人は控えめだが、翌日の手帳には《トイレまで歩く》の文字が躍るのである。


「携帯トイレを使いたくなかったので、歩行器を使って、とにかく自分でなんでもやろうと。独立心が強いんですよ」

さらに5月31日にはヘルパーが調理した食事を《テーブルで食べた》とあり、すでに“寝たきり”から脱却していたことがわかる。

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