2021年12月19日 06:00
渡辺美奈代 新聞受け覗くとファンと目が…命の危険感じたおニャン子時代
そこに合格してしばらくすると、養成所の社長から「これから東京に挨拶回りに行くから、一緒に行こう」と声をかけられたという。
「社長には売り出したいコがいて、たぶん、その引立て役だったと思うのですが、訪問先で『おニャン子クラブがメンバーを募集しているので、チャレンジしてみませんか』とお誘いを受けたんです」
部活に熱中していたので、おニャン子クラブも、出演していた『夕やけニャンニャン』(’85~’87年・フジテレビ系)も、まともに見たことがなかったという。
「それでも番組内でのオーディションコーナーに出演するため、高校進学後、2週間ほど毎日のように東京へ通っていました。ただ歌やダンスのレッスン経験がほとんどなかったから、かなりひどいものだったと思います。水着審査もあってビキニを選んだんですが、いま振り返ると、すごい勇気!怖いもの知らずだったんでしょうね」
■家から学校までカメラ小僧が待ち構えていた
無事におニャン子クラブに合格し、愛知から上京して、芸能人が多く通う堀越高校に編入。生活は一変したという。
「学校では所属事務所の送迎が禁止されていたので、歩いて通っていたんです。ファンには住んでいた家もバレていたから、家から学校まで、ずっとカメラ小僧が待ち構えていました(笑)。